「 もっともっと 春のスピードを上げられないか? 」
ですって?
「 ええ・・ええ・・・ この埃っぽい季節にはうんざりですものね
お望み通りにいたしましょう
これを 飲み干してくだされば・・・ 」
差し出されたグラスには 傾きかけた陽の光を集めたような色の液体が入っています
躊躇う 私に
「 ささっ グイと・・・ 」
少しだけ口に含むと 目に飛び込む光が 急に鮮やかに 濃くなりました
空気は 甘美な香りが充ちています
絢爛たる春に 酔い痴れそう~
ところで この飲み物は いったいナニ?
*** 以前撮った写真です ***