昔 天の川の岸辺に 織姫という美しい娘がいました
機織りが上手で 神様たちが着るものを みな拵えていました
年頃になった織姫に 似合う相手はいないだろうか?
と 天の神さまは思い 彦星という 天の牛を飼う若者とめあわせました
二人は一目惚れ 仲の良い夫婦になりました
でも 仲が良すぎて 二人は片時も離れず 自分たちの仕事を放り出してしまったのです
天の神さまは怒り 二人を天の川の両岸に引き離しました
でも 織姫と彦星の嘆きが あまりにも深いのを哀れに思い
一年に一度二人が逢えるように 七月七日に 天の川を渡ることを許した
という おはなしでしたね
笹の葉に結ぶ短冊に 何を書きましょう?
「 希望 」
誰もが 失わないで欲しいもの