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写楽・・話楽・・・な日々

ブレーメンの音楽隊

2016-01-11 18:15:45 | 小さなおはなし


子どもに向けたおはなし会で 「 ブレーメンの音楽隊 」を演じました 

小さい子もいるので 視覚的なものがないと無理なので 

指人形 手袋人形 ペープサートを使った おはなしにしました 

グリム童話のひとつで きっと みなさんも知っていると思いますが 

こんなおはなしです 


ロバは 長い間 重い荷を運ぶ仕事をしていましたが もう力が無くなりました 

すると 飼い主は餌をやろうとしなくなりました 

ロバは 家を飛び出し ブレーメンの町へ行って 音楽隊に入ろうと思いました 

ブレーメンに行く途中 ロバは 行く場所をなくした様々な動物と出逢います 

早く走れなくなった猟犬 ネズミが捕れなくなった猫 料理されようとしている雄鶏 

みんなでブレーメンへ行って楽団をつくろうと 歩き始めますが 途中で日が暮れてしまいました 

大きな木のてっぺんに登った雄鶏は 家の灯りをみつけます 

ところが その家は泥棒たちのすみかでした 

窓からのぞくと ご馳走がのったテーブルの周りで 泥棒たちが大騒ぎ!

ロバたちは いいことを思いつきました 

窓の外に ロバが立ち ロバの背に犬が乗り 犬の背に猫が乗り 猫の頭に雄鶏が立ち 

いっせいに 力の限り 鳴き叫んだのです 

ヒーホー ワンワン ニャーニャー コケコッコー 

 


泥棒は飛び上がりました 窓を見ると 化け物のようなシルエットが浮かび 

窓を突き破ってなだれ込んできました 

泥棒たちは 肝をつぶして 逃げ去りました 

ロバたちは ご馳走をたらふく食べました 

そして お腹いっぱいになると 灯りを消して眠りにつきました 


さて 泥棒たちは遠くから家の様子をうかがっていました 

おかしらは 子分の一人に 様子を見て来いといいました 

子分は家の中に忍び込みましたが 真っ暗で何も見えません 

暖炉の残り火から灯りをつけようと マッチの棒を近づけました 

ところが それは猫の光る眼だったのです 

猫は怒って 子分の顔をひっかきました 

裏の戸口から逃げようとした子分は 犬を踏みつけたものですから 犬は足に噛みつきました 

庭に出ると ロバが後ろ足で子分を蹴飛ばしました

雄鶏は屋根の上から 「怪しいやつ!怪しいやつ!」と叫びました 

子分はヨレヨレになって おかしらのもとに帰って言いました 

「あの家には魔女がいて 長い爪で顔を引っ掻きました」 

「用心棒が ナイフでおれの足を突き刺しました」 

「庭にいた化け物が こんぼうで殴りました」 

「その上 裁判官が 『そいつをひっとらえて連れてこい!』と 恐ろしい声で怒鳴るんです」 

「どんなことがあっても あの家に行くのはごめんでさあ!」

泥棒たちは 二度と 家に行くことはありませんでした 


ロバと 犬と 猫と 雄鶏は この家がとても気に入りましたので 

ブレーメンへ行くのはやめて 仲良く この家で暮らすことにしました 

今でも みんな幸せに暮らしているそうですよ  


おしまい

コメント (6)
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