「 ばーば!
ばーばのお布団に行っていい? 」
真夜中
夢うつつに マメ子(孫)の声が聴こえてきた
「 いいわよ・・ 」
そういう自分の声も 何処か遠くに聴こえる
まくらを抱いたマメ子が 布団に潜り込んできて
やっと夢ではないのだと 目が覚めた
「 あのね 怖い夢をみたの! 」と マメ子が身を寄せる
布団をかけ直してやりながら
「 ばーばは 今 楽しい夢をみていたから 半分あげるわ!
代わりに マメ子の怖い夢をちょうだい!? 」
そして
眠れないというマメ子の為に 安らぎ系のBGMを小さくかけた
しばらくすると マメ子は スヤスヤ・・
私の方は すっかり 目が冴えてしまった