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写楽・・話楽・・・な日々

1つぶのおこめ さんすうのむかしばなし

2022-02-03 23:14:33 | 絵本


目が覚めるような色彩  

昔 どこかで聴いたような お話なのですが・・・ 

繰り返される 心地よいリズムに 身を任せていると 

目の前が ぱあっと開けるような結末に 拍手です  


1つぶのおこめ さんすうのむかしばなし 

デミ  作 さくま ゆみこ 訳 

光村教育図書 


昔 インドのある地方に 1人の王さまがいました 

王様は 自分だけが 賢くて正しいと思っていました 

人々が 汗水たらして作ったお米も ほとんどは王さまに差し出さなくてはなりません 

「 米がとれない年のために わしが預かっておくのだ 」 

そう 王さまは言いました 

豊作がつづき 王さまの米蔵は いっぱいになりました  

ところが 飢饉がやって来た時 王さまは 飢えに苦しんでいる人たちに それを分け与えようとはしません  

それどころか 自分たちの宴を開こうしました 

その為に 1頭の象が米蔵から宮殿に米を運ぶことになりました 

 


象の運ぶ荷から 米がこぼれ落ちているのに気づいた 村娘のラーニは その米をスカートにすくい受け 宮殿に届け出ました 

その話を聞いた王さまは 感心して ラーニに褒美を取らせることにしました 

賢いラーニは 王さまに こう言いました 

「 1つぶのお米をくださいませ 」 

王さまは たった1つぶのお米では 自分のメンツにかかわると思い ラーニに更なる褒美を勧めます 

「 それならば 王さま こうしては如何でしょう? 

今日は 1粒 明日は 2粒 明後日は 4粒 そして 30日の間 前の日の倍の数のお米をいただくというのは・・  」 

王さまは そんなことならばと 快諾しました 



最初は 1粒で始まった お米でしたが 

12日目には 2028粒 両手で2回掬った位の分量になりました 

王さまは 思いました 

「 あの娘は あまり 頭が良くないようだな 」 


 

ところが 27日目には  ↓ 

 


さあ 30日目には どうなるでしょう ??? 

 

小学1年の  マメ子(孫1)は かけ算は分かりませんが 興味津々でした  

返す日にちが迫り 図書館に返してしまったのですが もう一度 借りてゴン太(孫2)にも見せたいと思います

コメント (2)
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