段々と 風雨が強まってきました
夕方 テレビで台風のニュースを観ている時 一瞬グラッと家が揺らぎ これが風でなら 我が家も持ち堪えられないかもと思いました
でも これは地震だったのですけど・・
震源は房総沖で 千葉 東京 神奈川が 震度4~2
いつ停電になるかもしれません
できるだけ被害が少ないようにと 祈るばかりです
段々と 風雨が強まってきました
夕方 テレビで台風のニュースを観ている時 一瞬グラッと家が揺らぎ これが風でなら 我が家も持ち堪えられないかもと思いました
でも これは地震だったのですけど・・
震源は房総沖で 千葉 東京 神奈川が 震度4~2
いつ停電になるかもしれません
できるだけ被害が少ないようにと 祈るばかりです
もしも・・ 明日指定の宅配便が届かなかったら・・・
届ける途中で 大雨で濡れてしまうかもしれない
いつもだったら考えないことを心配してしまう
仕事上のことなので 予想できるリスクは避けたい
すると 相手も同じように考えていて 取りに来てくれる事になった
今日は 早目に帰ろう!
会社を出て駅に向かうと 雨がポツポツと降ってきた
スカイツリーは 上半分が雲の中だ
これから来る台風が 大きな被害を出しませんように!
建設中のビルの上のクレーンを見上げながら思う
公共の交通機関も 早めに運休を決めて
必要なものは 今日のうちに買っておく
明日は なるべく家から出ないように
みんな 準備万端のはず・・ ?
ところが 家に帰ると 夫が言うには
「 明日は Aさんの息子さんの結婚式なんだって!
Aさん夫婦は 今夜と明日の夜はホテルに泊まるって
さっき出かけて行ったよ 」
Aさんは近所の方 結婚式は秋と聞いていたが
よりによって 台風とぶつかるなんて・・・
こればかりは どうしようもない
東京の娘の家で 朝ご飯を食べていた時
ふと 窓の外を見ると フェンスの上を伝っていく動物の姿が・・
猫よりも大きな 尻尾の長い 鼻から頭にかけて白い筋 体はこげ茶色
ハクビシンだ
慌てて 娘が撮った写真です ↓
分からないですよね!?
私も 尻尾しかわかりません
1年半前には タヌキが庭を歩いていたそうです
豊かな自然があることは確かですが・・・
びっくりです
昨日は 夏 今日は 秋
手のひらを返したような 気候です
北側の窓から吹き込む風に ぞくっと身震い
温かい紅茶が飲みたくなるなんて・・・
なんと ぜいたくな日がやって来たものでしょう
掃除もサクサクと進みます
ついでに 衣更えも
さすがに ノースリーブ 涼し気な色 薄手のものは 奥に仕舞う
かなり 片付きました
昨日からの暑さ 油断したら熱中症になりそう!
この異様な暑さは これで終わるのでしょうか?
さて 昨日の記事「 サムソンの眉 」の続きです
「 マメちゃん ばーばね『 サムソンとデリラ 』の歌を歌うの 」
「 どんな歌? 」
「 そのうち 聴いてもらうわね 」
私が入っている地元の小さなコーラス・グループの発表会では ソロも歌わせてくれます
その曲の一つを サン=サーンスのオペラ「サムソンとデリラ」のアリア
「 あなたの声に 心は開く 」(Mon coeur s'ouvre à ta voix)
にしようかと思っています
私はエリーナ・ガランチャが好きで 彼女の歌を聴いて歌いたくなったのです
「 でも 彼女はメゾソプラノだから 歌い方を参考にはできませんよ 」
と 先生に言われました(私は ソプラノ)
発表会は 来年の夏だから ボチボチやっていくつもり
旧約聖書の「サムソンとデリラ」は ペリシテ人に支配されていたヘブライ人が
神から力を授かったサムソンをリーダーとして 苦難を乗り越え自由を勝ち取る話
デリラは サムソンを誘惑し 罠にかけ 滅ぼす 悪の象徴です
でも オペラを観て思うのは サムソンもデリラも 民族の対立の犠牲者であるということ
サムソンは 苦難のヘブライ人を救う為に 戦うという宿命を背負っています
デリラは 同胞ペリシテ人を守る為に その才気と美貌を挙げてサムソンに迫ります
サムソンは なぜ 自分の力の秘密をデリラに話してしまったのかな?
色香に迷って神との約束を忘れてしまったというより デリラの中に自分の半身を見てしまったからではないでしょうか?
そして サムソンを屈服させ 同胞から称賛されるデリラも 喜びではなく苦しみの中にいます
それは 鎖に繋がれ 嘲りを浴びせられるサムソンが 自分の半身だと気づいたからです
男女の愛というより 自分が背負ったものに ひた向きに生きざるを得ない者同士の理解
そんな解釈で 歌ってみようと思います
前にも書きましたが 自分の「くっきり眉」を気にするマメ子(孫)
マメ母(娘)は LINEで
「 前髪を 切った方がいいかしら? 」と 私に訊いてきます
「 私は マメちゃんの眉が大好きよ! 前髪で隠したら がっかりだわ 」
「 どうも 友達にからかわれたらしいのよね・・ 」
「 そのうちに忘れてしまうわよ 」と 流していました
私がマメ子家に泊まった朝のこと
マメ父母は出勤し マメ子と私で朝ごはんを食べていました
「 マメちゃん 昔々 サムソンという力持ちの男の人がいたの 」
「 ふ~~ん」
「 サムソンは 生まれた時に 神さまからその力を授かったの
その力はサムソンの髪に宿っているから切ってはいけない
そして この秘密を誰かに話してはいけないと 神さまはサムソンに言うの
ところが サムソンの力に勝てない敵たちは デリラという女の人を使って 何とかサムソンの力の秘密を訊き出そうとしたの
デリラは サムソンに こう言ったの
『 私はあなたが大好きなのに あなたは秘密を打ち明けないのね それならば 私は死にます 』
サムソンは とうとう 自分の秘密をデリラに打ち明けてしまう
すると デリラは眠っているサムソンの髪を切り 力が無くなったサムソンは敵の兵隊に捕まってしまうの
牢屋に入れられ 鎖に繋がれ 働かされ続けたサムソンは
ある日 サムソンの神さまではない 敵の神さまをまつる神殿に引き出され
その前にひざまずくように 命じられます
サムソンは 神さまに祈ります
『 私は あなたとの約束を破り秘密を話してしまいました
どうか許してください
そして どうか私にもう一度だけ力を与えてください! 』
神さまは 願いを聞き届け サムソンに力を与えます
サムソンは その力で 神殿の柱をへし折り 神殿も中にいた敵も滅ぼしてしまいました
こんな お話・・・ 」
「 柱って? 」
「 家を支えるもの! 日本の家は木の柱だけど この神殿は石で造られた柱だから とても頑丈にできている筈よ 」
「 そのお話の絵本をみたい! 」
「 絵本はないけれど・・ これは『聖書(旧約)』という本に書かれている 大昔のお話なの 」
興味津々の マメ子です
「 サムソンの力は 神さまが下さった髪に宿っていたのよね!?
マメちゃんの力は もしかしたら 眉に宿っているかもしれないわよ
だから 神さまが下さったものは 大事にしないとね 」
こらぁ 壮大な話になってきたぞ・・
もう一つ仕事を片づけてからと思ったのが 間違いでした
閉店間際の銀行に寄り 書類を出すだけと思ったのですが もう30分も待たされています
一人々々に時間がかかる用件なのか 行員が少な過ぎるのか 分かりませんが
順番は なかなか進みません
とうとう しびれを切らし
「 何か問題があったら電話を下さい もう一度 来ますので 」と言い 受け取ってもらいました
そのまま電車に飛び乗り これから東京を横断しなければなりません
今は 幼稚園が終わった後も 預かり保育という形で夕方まで子どもをみてもらえます
これがあるから 働くお母さんたちは 何とかやっていけるのですが
その日は マメ母(娘)が出張で 私も仕事
朝8時にマメ子(孫)を幼稚園に預け 夕方 迎えに行かなければなりません
スマホで乗り換えの時間を 必死に調べ
問題は最後の部分の 駅から幼稚園までのバスの本数が少ないと気がつきました
バス停で 予定より30分は遅れると確定し 幼稚園に電話を入れました
保育時間の内のことではあるし これ以上焦っても仕方ありません
それでも 幼稚園に着き 足早に保育室に向かうと
部屋の前に 一組の親子がいました
ぺしゃと座り込んだ小さな女の子と 静かな彫像のように 傍らに佇むお母さん
軽く会釈をし 部屋を覗き込むと 子どもたちが
「 マメちゃんのおばあちゃんだ 」と 叫びます
荷物をもって出てきたマメ子に「遅くなってごめんね」と言いながら 玄関に向かいました
部屋の前にいた親子を思い出したのは
駐車場にとめていた車に マメ子を乗せ 走り出してからでした
「 マメちゃん お部屋の前にいた子は どうして座り込んでいたの? 」
「 力がなくなったんじゃない? Fちゃんは赤ちゃんだから・・ 」
お姉さんぶったマメ子の物言いに 思わず口が綻びたけど
記憶の糸が やっと この親子に結びつきました
この春 入園したFちゃんは マメ子より一つ下
偶々 靴箱で帰りが一緒になった時
この小さな天使のようなFちゃんが お母さんの靴を揃えて
「 お母さん お仕事お疲れさま! ハイ どうぞ! 」
と 言った時の愛らしさ・・・
そして その時 感動のあまり ウルウルしたお母さんの顔・・
確かに くっきりと記憶に残っています
それから半年が経ち Fちゃんも 天使から人間に降下したのかしら?
マメ子が そうだったように・・
でも 動かない子が 自分で立ち上がるまで 忍耐強く傍で待つお母さん
そうであるなら すごい事です
そして 「今は赤ちゃん」であるFちゃんが どんな風に成長するのか楽しみです
みんな同じような過程をたどって成長していくのですね
後ろを振り返る暇はないけれど Fちゃんが1年前のマメ子の姿と重なります
マメ子も その時から 随分 成長したのだと 改めて思いました
*** 画像は 以前撮った ヤマハハコ ***
マメ子(孫)家は 東京ですが 自然がいっぱい
もう10月だというのに セミの声があふれています
昼間の陽射しは まるで夏のよう~
エアコンを入れてしまいました
まったく・・ 日本は亜熱帯になったのでしょうか?
ところで この川堤(1枚目画像)は 車でよく通る場所なのですが
9月に入る頃から 鎌で草刈りをしている 年配の男性の姿をよく見かけました
手作業なので 進み具合は遅々として 雑草の伸びに対抗できそうにありません
なぜ 草刈り機でしないのだろうと 不思議に思っていました
すると ある日 目に飛び込んできた 真紅の色
ああ 彼岸花だ
その時 やっと分かりました
彼岸花は 9月の声を聴く頃 何もない地面から 突然 花茎を伸ばし始めます
そして その先端につけた蕾から 長い蕊を四方に広げた 真紅の花が現れるのです
男性は 雑草の中から 彼岸花の花茎を見つけ その周りの草を慎重に刈っていたのですね
とても 時間のかかる作業です
そのお陰で 今 こんな彼岸花の群生を楽しむことができます