のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

中津公園の、木々の色づきと“皇帝ダリア”

2012-11-19 18:58:02 | 日記

 昨日(18日)は、所用があって梅田に出たが、用を済ませた後お昼を梅田で食べてから、帰ってきた。

 そして、地下鉄中津に着いたその足で、又々長らくご無沙汰を続けている中津公園に、そのまま行ってみることにした。

 中津公園の木々の色づきは、どのくらい進んでいるのかしら?

 今はどんな花たちが咲いているのかな?

 そうだ!今年は花が咲くか危ぶまれていた“皇帝ダリア”は、どうなっているのだろう?

 私はいろんな思いを抱いて、公園に足を踏み入れた。

 

 その私の目にまず入ってきたのは、、黄色に色を変えた銀杏の樹。

 桜の葉っぱは色づいて,もうだいぶ散っている。

          

 

              

 

                    

 

 

 急いで、“皇帝ダリア”が植わっている場所に行ってみる。

 あった!

 “皇帝ダリア”の花が、確かに咲いていた!

       

 

 もちろん去年とは比べようもないくらい花数は少ないけれど。

 でも、わずかでも咲いただけで、私は本当に嬉しかった。

 これで、手塩に掛けて世話をしてこられたHさんの苦労が、少しは報われるというものだ。

 

 

 公園の片隅では、ツワブキが鮮やかな黄色の花を開いていた。

 そして、頭上高く、真っ赤な実をいっぱい付けた木があった。 (何の木かな?)

         

 

 

 昨日は、とてもいいお天気。

 色づいた木々の向こうの、白い雲を浮かべた青空が、きれいだった。

              

 

            

 

 

 

 

 


“初恋の人”に会いに‥「興福寺特別公開」へ。

2012-11-19 17:10:56 | 日記

 中学の何年生だったかハッキリしないが、美術の教科書に載っていた阿修羅像を一目見て、私は恋に落ちた!(笑)

                 

 少年の憂いに満ちた面立ち。

 その中で、何かを必死に探し求めようとする、強い意志。

 教科書の中の阿修羅像は、その表情ゆえに、ちょうど思春期にさしかかっていた私の心を、切なく強く捉えたのだった。

 

 その阿修羅像をはじめとした興福寺の仏像たちが、仮金堂と国宝館で、11月25日まで公開されている。

 私は、16日(金)の午後になって、急ぎ奈良へ向かった。

 

 奈良に着いた私は、すぐには興福寺境内に入らずに、まず猿沢の池を一巡りすることにした。

 猿沢の池を巡っていると、池の向こうに、興福寺の五重塔が見えてきた。

 そして目の前の池には、甲羅干しをしている亀がいっぱい。

          

 

 

 五重塔の左側には、かなり色づいた木々があって、池にその影を映している。

                 

 

 

 池を3分の2くらい廻ると、五重塔の前景は、松林になった。

 その姿も池に映っている。

          

 

 

 私は池を一巡りした後、興福寺の境内へと上って行った。

 石造りの小さな塔と、紅葉とバックの常緑樹の取り合わせが、なかなか綺麗だった。

              

 

 

 やっと、特別公開の場所に着いた。

 私は、まず仮金堂の仏さまたちを拝観し、その後国宝館で、ゆっくり阿修羅像たちと対面することにした。

           

 

 仮金堂では、釈迦如来坐像をはじめとした、大きな仏さまたちが、ゆったりと私たちを迎えてくださった。

 無神論者を自認する私だが、これらの仏さまの前に来ると、自然に手を合わせ、この世の平和と幸せを祈る気持ちになってくる。

 

 国宝館には、大きな仏さまを始め、阿修羅像を含む八部衆立像のような比較的小さな像など、沢山の仏像が安置されていた。

 夕方で拝観者の数が少なかったこともあって、国宝館の中は静かさに満ちていた。

 私は、心静かに、心ゆくまで、仏さまを拝み、さまざまな仏像たちと対面することができた。

 久しぶりに対面した阿修羅像は、やっぱりステキだった。

               

 

 そして、阿修羅像を含む八部衆立像は、それぞれに表情豊かで素晴らしかった。

 中でも、下の写真の右2体の像は、とても可愛く、心和む像だった。

           

 

                   

 

 

 心ゆくまで、仏像たちとの対面の時間を過ごした後、私は興福寺を後にして、紅葉を求めて辺りをちょっとぶらついた。

 先日正倉院展に来た時も、奈良の紅葉は思ったより進んでいて、驚かされた。

 今回は当然ながら、紅葉は、(まだ見頃とまではいかないけれど)更に華やかになっていた。

               

 

        

 

 

 ブラつきながら写真を撮っている間に、夕暮れが迫ってきた。

 私は友だちからチケットを貰っていた、もう一つの展覧会=「絹谷幸二展」を急いで観た後、夕暮れてきた奈良を後にした。