のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

雨の一日バスツアー ≪賀名生の梅林~谷瀬の吊り橋≫ ②

2015-03-16 22:29:35 | 日記

 梅がもっと咲いていれば、頂上まで登り、山を一周する予定だったが、雨が降っていることもあり、私たちは、中腹のお寺まで行って、そこから引き

返すことにした。

 私たちは、お寺に向かって、坂道を上って行った。

 この辺りは雨が多く湿度がずいぶん高いらしく、道の傍の石垣も、石段も、梅の幹さえも、ずいぶん苔むしていた。

                  

 

                         

 

                    

 

 

 

                    ~道端の梅の花と、お寺の庭で咲いていた“みつまた”の花の、アップ~

                     

 

                     

                    

 

 

 

 お寺からは、もと来た道を下った。

 行きには気付かなかった“蕗の薹”が、たくさん芽を出していた。

 帰りの道でも、苔の緑が綺麗だった。

                    

                      

 

                  

 

 

 下まで降りた私たちは、配られたお弁当を、バスの中で食べた。

 その後バスは、2つ目の目的地・≪谷瀬の吊り橋≫に向かって出発した。

 

 


 

 

 賀名生から十津川への道は、狭いうえに急カーブが続いて、なかなかスリルがあった。

 

 十津川一帯は、2011年秋の台風時に大洪水に見舞われ、多くの被害と犠牲者が出た。

 3年以上経った今でも、沿岸では、まだ復旧工事が続いており、そこここに洪水の傷跡が、生々しく残っていた。

 

 その傷跡や、それにも拘らず、碧色をした十津川の美しい流れを、私は写真に撮りたかったけれど、雨に濡れた車窓からは、それは到底不可能

だった。

 とっても残念!

 

 かなりの時間をかけて、バスはやっと≪谷瀬の吊り橋≫に到着した。

                    

 

 

 谷瀬の吊り橋には、私は若かりし頃、一度行ったことがある。

 私が今回このツアーに参加しようと思ったのは、若かりし頃の懐かしい思い出の場所に、もう一度行ってみたいという思いからだった。

 (もちろん、賀名生の梅林の魅力もあったけれど‥)

 

 日本一を誇る、谷瀬の吊り橋。 長さは300メートルちかくもあり、高さも54メートルある。

 高所恐怖症の私‥。

 でも、若かりし頃の私は、一緒に行った友だちが、しり込みして渡ることができなかったこの吊り橋を、見事に渡った(往復した)のだった。

 今回渡ることができるかどうかはさて置いて、もう一度吊り橋を見てみたい!

 過去のことはほとんど振り返らない私だけど、それはかなり強い願いだった。

 青春時代に対する、それは強い郷愁だったかも知れない‥。(それだけ年取ったってことかな!?)

 

 私たちがバスを降りたとき、傘をさした人たちが、すでに橋を渡っておられた。

 雨はこのとき更に強く降っていた。

 その雨で、吊り橋も、その上を渡る人も、周囲の景色も、かすんで見えた。

                 

                            

 

                  

 

 

 私は渡るかどうか迷ったあげく、せっかくだから挑戦しようと、橋の正面に立った。

 そして、下の写真を撮ったあと、私は橋に足を踏み入れた。

                           

 

 

 けれど、私の挑戦は、橋の4分の1くらいの所で、敢え無く終わってしまった。

 橋の入り口付近ではそうでもなかったけれど、ちょっと進むと、橋がグラリグラリと揺れ、その度に、私の体は左右に振られた。

 私の体を恐怖が貫いた。

 私は、運よく近くにおられた係のおじ様の助けを借りて、恐る恐る体を反転させ、入り口に向かってヨロヨロと歩いて戻った。

 ああ、本当に怖かった!

 

 同じバスツアーの方の中には、初めから渡られなかった方もあるが、私より10歳は上だと思われる方が、平気で渡ってこられたのには吃驚した。

 それを思うと、ちょっと情けない感じもしないでもなかったけれど、私はやっぱりあの恐怖心には勝てない。

 潔く諦めるほかないナ‥。

 

 再度、橋を渡る人と、雨にけむる山を写して、私の2度目の谷瀬の吊り橋行きは、終わった。

                     

 

                          

 

                  

 

 

 私は、もっと離れた所から吊り橋全体の姿などを撮りたかったけれど、吊り橋での自由時間が短かったので、それは叶わなかった。

 

 お天気は良くないし、梅もあまり咲いていないし、吊り橋で残念な思いもしたけれど、今回のツアーも、とても楽しかった。

 何よりも嬉しかったのは、普段コンクリートジャングルの中で生活している私が、豊かな自然に触れながら、ゆったりと過ごすことができたこと。

 あっ、そうそう! 鶯のさえずりも、私はこのツアーで、今年初めて聞いたのだった。

 それに、相席だったSさんとはとても話が合って、バスの中では、ずっとお喋りしていた。

 通路を隔てて隣の席に坐っておられた添乗員さんが、「お二人、気が合ってヨカッタですね!」と、笑って言われたほどだった。

 

 朝は早かったけれど、途中事故にも遭わず、予定より早く帰れたのも、嬉しかった。

 今度また気に入ったバスツアーがあったら、ぜひ行きたいと思っている。

 

 

 

                     

 

 

 

 

 

 

 

 


雨の一日バスツアー ≪賀名生の梅林~谷瀬の吊り橋≫ ①

2015-03-16 20:05:35 | 日記

 昨日(15日<日>)は、かねてより申し込んでいた、毎日新聞旅行の≪一日バスツアー≫だった。

 行先は、奈良県五條市にある≪賀名生(あのう)の梅林≫と、同じく奈良県十津川村にある≪谷瀬の吊り橋≫だ。

 

 バスの出発は、朝8時に、梅田の毎日新聞ビルの前から。

 バスは、参加者26人を載せて、定刻に出発した。

 昨日の天気は、曇りのち夕方から雨の可能性ありという予報で、出発時にはもちろん、雨の気配はなかった。

 

 バスは順調に走行し、奈良県に入った。

 道は次第に上り坂になり、トイレ休憩をとった“道の駅”からは、里がずいぶん下に見下ろせた。

                    

 

 

 初めの予定では、まず≪賀名生の梅林≫に行くことになっていたが、事情で先に≪賀名生の里・歴史民俗資料館≫に行くことになった。

 そしてこの頃から、雨がポツポツ落ち始めた。

                    

 

                       

 

                   

 

 

 私はこの資料館で、あの“南北朝時代”の≪南朝の皇居≫が、ここ賀名生に置かれていたことを、初めて知った。

                      

 

        

 

 

                                   ~皇居跡の様子~

    

 

                   

                            (庭には、白梅の他に馬酔木の花も咲いていた。)

 

 

                            ~元皇居として使われた建物の厨房の様子~

                     

 

 

                           ~皇居跡の建物を出たところの、梅の花~

                

 

 

 私たちはこの後、弱いながら降り続く雨の中を、≪賀名生の梅林≫に向かって坂道を上って行った。

 

 


 

 

 ≪賀名生の梅林≫のことは、名前だけは知っていたが、行くのはもちろん初めてだ。

 説明には“2万本の梅の里”と書かれていて、1つの山がそのまま梅林になっている。

 満開になればさぞかし美しいだろうと思われたが、私たちはバスの中で添乗員さんから「残念ながら、まだ良くて2分咲き」と言われ、覚悟した。

 その言葉どおり、ほとんどがまだ蕾という木が多かったが、そんな中でもだいぶ花を開いている木もあった。

                    

                     

                    

 

 

 私は、坂道を上りながら、写真を撮っていった。

 (その写真をランダムに載せます。)

                     

 

                   

                    

 

                   

                                     (梅とバックの竹林)