花の丘を後にした私は、“プラタナスの通り”を通って、“日本庭園”を目指した。
春から夏にかけて、青々とした葉っぱを茂らせていたプラタナスも、やや色が褪せてきている。
途中で、ちょっとしたススキの群生を見つけた。
万博公園には、アチコチに広い芝生の広場がある。
芝生と樹だけの広々としたこの広場の存在も、万博公園の魅力の一つだ。
途中にあった花壇の草花も、その向こうの木々も、大分色づいている。
池の周りに植えられた、色鮮やかな花たち。
本当は日本庭園に行くつもりで歩いてきたが、花の丘でゆっくりし過ぎて、日本庭園に行く時間が無くなってきた。
そこで、庭園に入ることは諦めて、庭園前にある“バラ園”だけ見ることにした。
ここのバラは、(この間行った“中之島バラ園”と比べると)割とたくさん花を付けていた。
バラ園からは、“太陽の塔”の後ろ姿が見える。
バラの上には、次第に夕方の空が広がってきた。
閉園時間も迫ってきたので、私はやっとバラ園を後にして、帰路につくことにした。
公園を出てニュートラムの駅に向かう途中で見た夕景。