淀川の土手を歩いて中津公園近くまで帰ってきたので、高架橋を通って下の道路に降りる。
高架橋の上で振り返って、土手の上に広がる青空をカメラに収めた。
道路に降りてすぐ、一人の女性が、犬を手押し車に載せて、向こうから歩いて来られた。
見るともなく見ていると、なんか知った方のような気がしてきた。
そうだ! 名まえは知らないけれど、以前いつもワンちゃん(ユキチ(諭吉)くん)を連れて散歩されていた方だ!
私は「お久しぶり!」と挨拶をし、しばらくお喋りをしたあと、彼女の許可を得て写真を撮らせていただいた。
以前の“ユキチくん”はとっても可愛く、その可愛さのあまり、私は何度か写真を撮らせてもらっていた。
でも、月日の流れは、ある意味残酷なものだ。
あんなに可愛かった“ユキチくん”も、時の流れには逆らえず、ずいぶん年老いていた。(15歳だとか)
以前散歩のとき、元気に跳びはねるようだった“ユキチくん”。 それが今や、手押し車に乗せられてのお散歩だ。
私は寂しい気持ちを抑えて、“ユキチくん”に「元気でね。」と声を掛けた。
“ユキチくん”とお母さんに別れを告げたあと、私は中津公園を通って家に帰ることにした。
中津公園の花は少なかったが、黄色いマリーゴールドと白いシュウメイギクとが、群れ咲いていた。
紫色のセンニチコウがちょっと淋しい感じで咲いていたが、花の周囲にオレンジ色の模様があるのを初めて見つけた。
(その模様をもっとハッキリ見るため真上から撮ったが、ピンボケになってしまった。)
最後に、再度、シュウメイギクのアップの写真。
ケヤキ並木を通って、市営住宅を回って帰ることにした。
朝のケヤキ並木には、日の光が入り始めていた。
市営住宅の庭に植えられたホウキグサの丸い塊りは、一部が赤く染まり始めていた。
ホウキグサの全体がまっ赤になる頃、大阪にも冬が訪れます。 大阪ではシュウメイギクの色はいろいろですが、中津公園は白が多いようです。
カエデを含めこちらの黄(紅)葉の盛りは、11月の終わりくらいでしょう。