昨年、長年の夢を実現して完成した、「中之島美術館」。
その開館一周年を記念して、大阪が生んだ先進的な洋画家・佐伯祐三の展覧会が、4月から開かれていた。
私は今回も、終盤の6月22日になって、やっとその≪佐伯祐三展≫に出掛けた。
前にも書いたと思うが、佐伯祐三は、私が若い頃から大好きな画家だった。
彼のパリでの作品の大半は、図録なども含めると、ほとんど見ていると言っていい程だが、一周年記念の展覧会となると、
彼の作品の全貌を、やはり直に自分の目で見たいと、ずっと思っていた。
だから必ず展覧会には行くという気持ちは持ち続けていたのだが、実際は前のピカソと同じく、行くのがずい分遅くなって
しまった。
(そして、ブログにアップするのも、展覧会に行ってからもう2週間が経とうとする今日になってしまった(ー_ー)!!)
6月22日は、雨こそ落ちてはこなかったけれど、、曇天の一日だった。
曇天ながら雨が降りそうにはなかったので、今回は梅田からは電車に乗らずに、堂島地下街を歩いて、直接「中之島
美術館」に向かった。
中之島美術館は、前回ブログに書いた「ピカソとその時代展」が行われた国立国際美術館と、同じ敷地内にある。
でも前に行ったときから季節が少し移ろっているので、咲いている花たちも木々の緑も、大分変わっていた。
以下、その時に見た花などを、載せてみます。
高層ビルの前景は、スモークツリー (長居植物園のスモークツリーも咲いているだろうな、と思いつつまだ行っていない)
上の2枚は、シマトネリコの花。遠くから見ると花なのかどうなのか分からないけれど、れっきとした花だ。
可愛いピンクの花が咲いていた。その時は花の名まえは分からなかったが、帰って調べてみると、どうも「サンザシ・シモツケ」らしい?
しばらく歩くと、中津でも咲いていたアガパンサスが、いろんな所で咲いていた。
花を大分開いた青いアガパンサス まだ蕾
美術館の黒い建物の傍の道路脇には、白いアガパンサス
アップ
美術館の建物の前にやって来た。
前にも同じような写真を載せたような気がするけれど、今回も一枚。
展覧会場に入る。
佐伯祐三は、1898年大阪に生まれ、旧制・北野中学までを大阪で過ごし、そのあと東京美術学校へと進む。
北野中学時代から絵画を描き始め、東京美術学校では本格的に絵の勉強に打ち込む。
しかし、その時すでに佐伯にはパリへの強い憧れがあった。
パリに渡り願いを果たした佐伯だが、彼のパリでの画家生活はわずか4年余りで終わりを告げる。
1928年病のため客死、30年という短くも鮮烈な生涯を終えた。
このブログでは、展覧会の順序に従って、彼の絵を載せていきます。
まず初めは…
展覧会では3つの自画像が紹介されていた。
1919年・21歳の自画像 1920~23年頃
上2枚の自画像は、私も今回初めて見た。
下は東京美術学校の卒業制作として描かれたもの。 この自画像は有名で、私も何度か目にしたことがある。
佐伯祐三のことは前にもしつこく書いたと思います。彼は大阪出身、しかもなんと「中津」出身なんですよ!なんて、私が自慢げに言うことではありませんが(^_^;)今日続きを書けるかどうか分かりませんが、できるだけ早く書きますので、その節はよろしくお願いいたします。