昨日は気温がぐっと上がり、夜外出しても大丈夫そうなお天気だった。
そこで、“えき美術館”で行われている展覧会と、“京都駅・大階段のライトアップ”を見に、午後になってから京都駅に向かった。
京都駅に着いて改札を出ると、すぐ正面に京都タワーが見える。
上を見上げると、新しい(と言っても大分前だが)京都駅の屋根が、幾何学的なラインを描いている。
新しい京都駅の建物については、賛否両論があったみたいだが、私は結構好きだ。
一番好きなのは、伊勢丹の建物の外に設けられた、空まで届くかと思われる“大階段”と“エスカレーター”だ。
(大階段の写真は、逆光のため見づらいですが、一応載せさせていただきます。)
私は、エスカレーターに乗って一旦一番上まで上がり、そこに設けられた展望広場から、しばらくの間京都の街を眺めた。
その後、“えき美術館”に行くために再びエスカレーターに乗って、美術館のある7階まで下りた。
今“えき美術館”では、≪東山魁夷≫の展覧会が行われている。
東山魁夷の展覧会にはこれまでにも何回か行っている。
なので、氏の絵だけの展覧会だったらそれ程興味は無かったが、今回は≪東山魁夷・わが愛しのコレクション展≫となっている。
魁夷氏がどんなモノを愛し蒐集されたのかには、少なからず興味があった。
展覧会では、氏の絵と氏のコレクションとが、ゆったりした配置で展示されていて、とても心地よく鑑賞することができた。
そして何よりも良かったのは、氏のコレクションの品々が(口幅ったい言い方になるけれど)私の好みにもピッタリ合ってたことだ。
ホントに素敵な品々ばかりだった。私もコレ欲しいなあ!と思うような…。
もちろん、私などの手に入るはずもない品々だが、それらを氏の絵と共にじっくり観ることができて、私はとても幸せな気分だった。
展覧会の後、私は早めの夕食をとってから、大階段のライトアップを見ようと思った。
そして、京都駅で食事をするなら、ちょっと贅沢だけど、“和久傳”の料理をぜひ頂きたいと思った。
和久傳には、今まで3回くらい行ったことがある。
その度に、私は出される料理の上品な味に、舌鼓を打ってきた。
なので、食いしん坊で経済観念に欠ける私は、京都駅に行くなら今度も絶対和久傳だ!と決めていたのだ。
お店に入ると、京都市街と東山が見晴らせる、カウンター席に案内された。
料理は一品ずつ順番に運ばれてきた。
どの料理も新鮮な素材を使って丁寧に作られていて、期待どおりの美味しさだった。
(次に、出された料理を順番に全部載せさせていただきます。ここしばらくは和久傳に来れないと思うので。)
食事を終えて、デパートの建物の中から外に出た。
大階段ではちょうどライトアップが始まったところだった。
そして階段てっぺんでは、鮮やかな黄色が、夜空に浮かび上がっていた。
私はエスカレーターで一番下まで降り、そこから、次々と変わるライトアップを写真に撮った。
でも、私のカメラ(腕)では、いつものことながら、上手く光を捉えることができない。
(実際より大分落ちますが、せっかく撮ったので、次にその写真を載せさせていただきます。)
低い場所のライトアップは珍しいですね~ 美しさと面白さを兼ね備えたライトアップを、楽しませて頂いて有難うございました。
京都駅の大階段は、どうも年中デザインを変えてやっているようですが、一度見てみたかったんです。