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いよいよ当地にも霜が降りる季節になりました。まさに
霜月です。多くの田が秋の内に起耕され、宿毛が撒かれ
たところに白く降りていました。
先日三次の病院に行くことがあり、待ち時間を過ごすた
めに売店で文庫本を求め暫く読んだ中に、幼い時の思い
出で、自分の下に姉妹が出来た時、叔母さんの家に預け
られ、意に添わなくて毎日泣きくらした。
ある夕方、意を決して、来るとき通ったと思われる道を
歩いている内に日が暮れて、やっと見つけた小さな一軒
家の硝子窓越しに中の様子をうかがっている内に発見さ
れ中に入ると母親らしき人と二人の胴体がくっついた男
の子がいた。
一緒に食事をし、遊び、暑い季節だったので寝る前に一
緒に体を拭いてもらい、母親らしき人が「女の子の肌は
柔らかいのね」一緒に寝て目が覚めると、近所の人や叔
母やお巡りさんが迎えに来ていて、「この家は長い間、
空家になっている」と言ったと。