ついに決まってしまった。国際天文学連合は、24日の夜科学者の賛成多数で、冥王星の「惑星降格」を決めた。理由は、惑星としての定義の(3)軌道上で他の天体(衛星を除く)がないこと、とういのにあてはまらないためとしている。冥王星は、海王星と一部軌道が重なる。公転面が他の惑星と比べて17°もずれている。海王星と軌道が重なるが海王星に比べて圧倒的に大きさが小さい。と言われ、惑星の地位を消失。新たに設けられる「矮惑星」という地位に降格されたのだ。
太陽系の一族として1930年代に発見され、今まで親しまれた冥王星。科学的根拠では惑星ではないかもしれないが、ここまで認知されていたこと。1930年代という歴史的にもそこそこ古い時期に発見されていることなど、科学外の感情も配慮してほしかった。1979年~1999年には冥王星は海王星より内側の軌道を周っていたが、この時に合わせてしっかり調査しておけばこんな事態にならなかったのかもしれない。米国もロシアもそして日本も財政なんで、冥王星のビックチャンスを逃してしまった。冥王星の詳細は2015年に到達する探査機の調査報告を待たねばならない。ああ冥王星よ。