大庄グループと言えば、よく知られた居酒屋「庄屋」のグループである。その系列店でレストラン「マ・メゾン」という店がある。僕は大庄グループだからファミレス系な感じかなと思ったら、これがなかなか古風な雰囲気の良い店であった。メニューを見ると一際目を見張るメニューがある。「ご隠居カレー」。この文字が僕の興味を引いてやまない。
A.「よし。このカレーを注文しよう。」
B.「おい親父!トロ一丁。」
僕はAを選んだ。
すると店のオーナーが「黒胡椒などを結構使っていますので、本当に辛いですがよろしいでしょうか?」と言う。
A.「私はデヴィ婦人のコメントの辛さにも耐えられます。」と少々しゃれにもならない言葉を述べた。
B.「ファイナルアンサ~」顔を歪ませて言った。
C.「大丈夫です。」
僕はしばらく悩みに悩んだ顔をし、みのもんたのような顔で…Cを選んだ。
…コトッ。
カレーがテーブルの上に置かれる。
確かに辛そうだ。解体されずに黒胡椒の粒が何粒もある。一口ほおばる。
すると僕は…
A.「有機栽培で作った国産の本物の黒胡椒を使用している。さらに…」
と美味しんぼのような語り口でしゃべる
B.「うまっ!」体育会系の男子高校生のような口調で語る。
C.「おいしゅうございます。」料理記者歴50年の大人の女性のような口調で語る。
僕は…Cを選んだ。
すると、彼女はライフカードを僕に見せて微笑みながら言った。「どれにする?」
『なぐる』
『水をかける』
『パイ投げ』
…どうする?オレ?