リンカーンセンター 演奏者たち チューニングが始まります
今月の芸術鑑賞2弾目.久し振りのクラシック音楽です.先月のオペラと同じリンカンセンターまで行って来ました.
少し早めに行ってチューニングの様子を見ていると,あのパオ~ンとかファ~~ンといういう音を聞く度,胸の奥がきゅ~んとなります.私は中学生の頃,吹奏楽部で燃えていて,もちろん交響楽団とは規模もレベルも違いますが,ひとつの曲をこれから奏でるあの緊張感とライトに照らされた感じが甦るようでした.(一応,うちの学校が吹奏楽部に力を入れていた時代で,金賞なんかも受賞していました.)
私はそうとうな音楽馬鹿だったので,学校へは好きな男の子に会いに行く為と部活の為だけに通っていました.将来自分は音楽の道へ進むんだろうなぁなんて思っていたほどで,両親もそれが一番心配だったみたいです.結局,全く違う道に進み,音楽馬鹿な私をバカにしていた弟が,音楽の道へ行ってしまいましたよ.なんかちょっと羨ましかったりするんですよね(笑).人生って誰かに操られているみたい….
Lorin Maazel(ロリン・マゼール)が指揮する前半は,チェロがメインの静かで緩やかな曲.仕事後の疲れた私は危うくウトウトするところでしたが,後半は待ってましたとばかりに私の魂を揺さぶるような曲でした.やはりパーカッションがバンバン出てくれるようなパンチの効いた曲が好きだなぁ.心臓にビンビンくるよ.頭上から魂が立ち上がって鑑賞しているようで震えました.
素晴らしい音楽のお蔭で素敵な夜となりました.その後,焼き鳥屋さんで一杯やったという,なんとも親父臭い夕飯となったのですが,それでもいいのいいの(笑)
楽器が弾けれるっていいなぁ~.ピアノだって何年も習った癖に,今じゃあ「ネコ踏んじゃった」くらいしか弾けないよ(苦笑)
「蝶々婦人」って日本語で書いてありました.これも是非観たいなぁ.
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