Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

これが外回転術①

2007-05-16 | 妊婦のとき・胎児

調べれば調べるほど,リスクや痛みばかり気になってしまう…(-- ).成功率65%.早産,羊水破裂,胎盤剥離などの可能性もあって,緊急帝王切開にもなり兼ねないらしい….先生,そんなことは一言も言わなかったんだけど,大丈夫なんかいな?トニーはもしものことを考えているようで,私以上に苛々しているし…(汗).

絶飲絶食と言われると,ギリギリまで食べ続けなくてはと思う性質なので,不安と緊張でお腹が空かないにもかかわらず,ギリギリまで貪り食べる(苦笑).

当日.大事な会議をキャンセルして付き添ってくれることになったトニー.私1人でも大丈夫なのに…と思っていたけれど,結果,付き添ってくれて助かったよ)/ .楽しかったよ!というほうが正しいかな?

朝一で産院入り.ナースステーションで手続きを済ませ,帝王切開後のリカバリールームに通される.他の部屋は満室….私の横には昨夜4500gの赤ちゃんを帝王切開で出産したアジア系のお母さんが寝てた(汗).そこで私は,アメリカンサイズの大きなガウンに着替えさせられる.もちろん中はスッポンポン.大きいので脇から中身が丸見え(汗).

お腹の2ヵ所にモニターを付けられ,子宮収縮と胎児心拍数を確認.超音波で胎児の位置をもう一度確認(残念ながら逆子体操の効果無し…).右手の甲に,あり得ないくらい太っい針の点滴を固定され,左腕には筋肉(子宮も含め)を弛緩させる注射を打たれる.麻酔医がやってきて説明を受け,万が一の時は麻酔を打って緊急帝王切開に入ることに同意させられる.同意書にサインしてくれと言われても,手の甲に針が入ってるのに字なんて書けないよ…(涙).仕方がないので左手で書いてみたら,ミミズが這ったようなサインの出来上がり.「こんなのでもいいですかぁ~」と言って手渡すと,麻酔医,そのサインをじーっと眺めてる…(すんませんねぇ).やっぱり,台の上に乗ってちょっとお腹を回されるのとは違うみたい….なんだか豪い事態だわ.もうどうにでもなれだ…(´Д)

ほんの15分前にトイレを済ませたにもかかわらず,不安からかまたトイレ.もう手からお腹から沢山の管が出てるっていうのに「トイレ,いいですか?」と尋ねる(ごめんなさぁい).ナースもトニーも「またかいな(Д)?!」みたいな顔して呆れてる.仕方ないじゃん.これでお腹押されたら,間違いなく出てしまうもん.で,広めのトイレに誘導されるが,他の妊婦がシャワー中.仕方が無いので,ぐる~っと病棟を回ってナースの更衣室の中のトイレへ連れて行かれた.道中,先生に見つかって「どうされました(どこ行かれるんですか)?」と言われ,「トイレ…」と答えると,「なんで先に行っとかないかなぁ~」みたいな表情された….行ったのよ,実は(汗).

更衣室内のトイレは狭い.点滴やらモニターやらと一緒に入ったら戸が閉まらない.おまけに,手の甲に針が刺さっているから手が曲がらない….どうすりゃいんだ…ということで…,ナースがじっと見守る中,用を足しました(恥)!しかも…便座の上にひょいと飛び乗って,和式立ちション風に使用….忍者みたいだと言われた…(苦笑).普通に用を足すには管が邪魔なんだもん!!

「さあオペ室に行きましょう」と言われビビる私.部屋に戻るとトニーが青い繋ぎの服と帽子を被って,得意気な顔して待ってた.彼は外科医か宇宙飛行士かくらい様になってると思い込んでいるらしいが…(汗).「( ´,_`)プッなんだそれ~!お腹に白丸付けたら,痩せ衰えたドラえもんみたいだぁ~」と私が言うと,図星だと思ったのか笑いが止まらなくなるトニー….こっちもヘラヘラ笑っていると,痛たたた.針が痛い痛い(涙).

そうしてオペ室の戸が開き通されると,うお~~∑(*っ!!!

つづく

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コメント (12)
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