Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

92歳の祖母と会う

2022-08-15 | 里帰り 2022

他にも沢山書くことはあるのだけど、
今回の一時帰国でのメインイベントだった、
「祖母に会う」ってこと、書いておきます。

たぶん、6年振りの再会。
 
4年前の帰国では、
まだ1人でマンションに住んでいたんだけど、
痴呆が進み出してて、
それもとても攻撃的だったり、
被害妄想(物を取られた、お金を盗まれた)
が酷くて、
毎日警察に電話する日々を送っていて、
会う人会う人、全員が「犯人」になっちゃうので、
両親から「今は会える状態じゃない。」と…
 
それから4年。
コロナが出回ってからは、
もう祖母とは会えないんじゃないかと思っていました。
 
私自身、初孫だったし、
祖母がアラフォーのときの孫だったんで、
それはそれは可愛がられて…。
春・夏・冬休みはいつも泊まりに行っていました。
 
私の喘息を気付いてくれたのも祖母で、
「これは普通の咳じゃない!」って、
大学病院へ毎週通院が高校1年の時からスタートするも、
待合室での待ち時間短縮のために、
朝から並んで、「1番」の番号札を取ってくれてた。
結局それから12年かけて、
喘息は治りました。
 
シングルマザーで娘2人を育て上げて、
72歳まで銀行関連の仕事でバリバリ働いて。
 
今はとても綺麗で恵まれたサービス付き高齢者住宅にいます。
何でも自分で出来るし
会話も成り立つので、「要介護レベル1」。
 
今回の帰省中に、
コロナの感染者数がどんどん増えていって、
施設に会いに行くにも、人数や時間制限があって、
どうなるかと思ったんですが、
ちゃんと会えました。
 
私のことも、子供達のことも、自分にひ孫がいるってことも、
全て忘れていたけど、
 
「ゆうちゃん」
 
という私の名前の響きは覚えていて、
私の娘をじーっと見ながら、
「ゆうちゃん?」って言ったりしてた。
 
数ヶ月前から杖をついて歩くようになったそうだけど、
まだまだ自分でポテポテ歩くし、
体調の問題無し。
ご飯は自分の歯で何でも美味しく食べれるし、
よく眠れるそうで、
よく笑うし、冗談も言うし、なんだかとっても幸せそう。

嫌な思い出とか忘れちゃってる感じ。
戦争体験とかも。
それでいいと思う…。
そのほうがいい。
 
背が縮んでちーっちゃくなってる祖母を見て娘が
「可愛いわ~!あつ森に出て来るキャラクターみたい!」と喜ぶし、
息子を見て
「早よ、結婚相手探さんといけん。」と
言い出すし。
 
とても楽しい会話が出来ました。
 
私が昔よく言ってた
「また泊まりに来るわ!」とか
「一緒に天満屋(デパート)行こうな。」とか言うと、
当時に戻っちゃうという、
面白い感覚。
 
92歳なのに、
まだ自分のこと60代だと思ってるしね。

デイサービスの様々なアクティビティのことを、
「仕事せんといけん」と言って、
お仕事だと思っているみたいです。
 
会えて本当によかった。
可愛いおばあちゃんになってた。
あんな歳の取り方だったら、悪くないよな~と思いました。
 
会えなかったら、
一生後悔することになったし、
子供たちに会わせられなかったら、
これまた後悔だしね。
 
なんとなく、次の一時帰国でも会える気がします。
何もなければの話ですが…。

日本にはいろんな種類の老健施設がありますが、
昔と比べて住みやすそうなのが沢山あるなぁと思いました。
サービス付き高齢者住宅っていいわ~と思った。
バリアフリーだし、
個室だし、
大きなテレビが部屋にあって、
ベッドも低めで、たとえベッドから転倒しても問題なさそうだし、
ご飯も選べるし、
とに角、広くて明るくて奇麗。

将来は入居したいわと思ったので、
入居金やら月々の費用を調べました。

20年以上前から主張していましたが、
両親が高齢になったら、
在宅介護よりも専門の施設に預けるほうが絶対にいい!
頑なに「在宅」「在宅」って言ってた時代もあったけど、
お互いのストレスレベルが雲泥の差です。

そのためには、しっかり資金を貯めておかなければいけません。

老後を過ごすのは、
ニューヨークとどっちがいいかなぁ?

あっ、私の前に両親か?
でもちゃんと考えてくれているようなので、
心配なさそうです。

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コメント
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