Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

イスラエルとパレスチナ問題について 宗教と歴史②

2023-10-11 | 私の趣味&お楽しみ♪
近所のイスラエル系のお宅は、
イスラエル国旗を門に掲げているところがチラホラ出てきておりますNYです。

昨日のつづきです。

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1914年に第一次大戦がはじまり、
イギリスが富豪ロスチャイルドに、
もしユダヤ人がイギリスのために戦費を支援してくれるなら、
イギリスが統治しているパレスチナにユダヤ人国家の建設を認める
と約束した(バルフォア宣言)。

大戦後、ユダヤ人はパレスチナに世界中から移住を始め、
自衛のために軍事制度も作りだした。
これにはすでに住んでいたパレスチナ人は怒り暴動を起こした。

元々、ユダヤ人、アラブ人、パレスチナ人は
ノア(ノアの箱舟のノア)の長男セムの子孫で同じ民族に分類される。

パレスチナ人はパレスチナに古くから住んでいる人だけでなく、
イスラエルにも130万人ほどいるといわれ、
宗教もイスラム以外にユダヤ教徒やキリスト教徒も含まれている。

ホロコーストでユダヤ人が600万人虐殺された事実を知ると、
アメリカの世論はユダヤ人に同情的になり、
建国を支持するようになる。
またアメリカには450万人のユダヤ人がいて、
大きな力を持っていることも影響した。


追加 :ホロコーストを生き延びたエリ・ヴィーゼル (ユダヤ系アメリカ人)が「夜」という本を出版する。
この本の内容が、
これまで「神は全能」と信じられていたものを覆し、
「神も共に苦しむ」という考え方を説く。
この考え方がキリスト教神学を大きく変えることになり、
アメリカのキリスト教は大きく影響される。

1947年、暴動に手を焼いたイギリスは、
パレスチナ問題を国連に投げ出し撤退。


追加:イギリスは宣言までしておいて無責任だと思う。
イギリスにも大きな責任がある。

国連はパレスチナをユダヤ国家、アラブ国家、エルサレム(国連管理区域)の3分割に決定。
しかしロスチャイルドがパレスチナの地主から土地を次々買取り取得した。


追加:当時のパレスチナは不在地主の土地が多く、
非常に安い値段だった。
それをユダヤ系財閥が高額で購入。

パレスチナ人は怒りさらに暴動が始まるが、ユダヤ人はパレスチナ人を攻撃し、
70万人ものパレスチナ人が難民となり、
ここにパレスチナ難民問題が持ち上がった。
アラブ諸国はユダヤ人の国家建設を認めず、
パレスチナ人側に立ってイスラエルを攻撃。
中東戦争が始まった。

その後も現代にいたるまで、
イスラエルとアラブ諸国、過激派のハマスやヒズボラなどと武力衝突が続く。
特に過激派の背後にいるイランはイスラエル国家を認めないから、
対立はなくなるように見えない。


つづく

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コメント
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