昨日もでしたが、今日も山陰特有の変わりやすいお天気でしたね。
ハナミズキと山茶花
朝、遅めに目が覚めるとカーテン越しにお日様らしき明るさ、着替えているうちに暗くなり、居間に降りて行くと外は一面に薄暗い雲に覆われていました。
朝の一仕事を終えて外を眺めると、なにこれ!すっかり青空が広がっています。
窓から庭を眺めると、紅葉を楽しませてくれたハナミズキもほとんど赤い葉を散らし、わずかの葉が名残惜しそうにしがみついているその横には、今は盛りと山茶花の赤い花。
ハナミズキのわずかにしがみついた葉が青空に映えて綺麗だったので、出がけにパチリ。
予報は悪いけど、こりゃあ、うまくすると大豆の脱穀が、などと思って出かけたのですが、、、
用事を済ませ、先ず東出雲の畑から、気になっていたそら豆の様子、例年だったら行けたかなあと思うのですが、一気に冬に突入の今年は、後でトンネルをしたものの奏功しないようです。
また一つ学びましたが、自然相手の僕の想像力は、松果体を動かすまでになってないなあ。
楽しみながらマイペース
そして、今宮の畑に移動。
おっ!空が風雲急を告げている様子です。
この時期の山陰の空模様ですからね。
今夜食べたいなあと、白菜・大根の葉もどき、白菜、大根を収穫し、ニンジンの収穫を始めたら降りだしました。
最後の最後、食用ほうずきを収穫してと思いましたが、断念!今度の収穫祭に取っておきますね。
そんなこんなの午前中が終わり、、、
空とのにらめっこで、百姓道具の整理などの屋根下仕事でトラックの荷台がスッキリ。
その後は、目先を変えて、お味噌の蔵出しで今日の仕事にピリオド。
冬仕事、やろうと思うといくらでもあるんですが、まあ、楽しみながらボツボツマイペース。
寒い一日でしたね~~(><
でも、白いものが積もらなくてよかった!
広瀬の友人からは、初雪の便りが届きましたから、まだ良しとしなくちゃ。
火渡りの儀式
そんな寒い日に、熱~~い話題はいかがですか?というか、この話題に引き込まれた?
勿体ぶった言い方になりましたが、今日の話題は「火渡りの儀式」。
僕のブログに3回目の登場となるアンドルー・ワイル著「人はなぜ治るのか」、それだけインパクトがあるんですが、わかったつもりで正面から見ようとしなかったところをグサッと。
皆さんご存知の「火渡りの儀式」、ニュースなどでよく報道されていますが、何か仕掛けでもあるんだろう、胡散臭いしまやかし、自分には関係ないし、まあ、そんな気持ちでした。
それが、著者から直接投げかけられると、思わずその世界に入ってしまいます。
その前に、1988年刊ですから、文字も小さいのでボリュームたっぷり、その本もいよいよ最後に近づいてきましたが、最初から著者の言葉に想いを添わせて読んできたので、ある意味当然?
なぜ火傷をしないのか?
火渡りの儀式ですが、日本のみならず東洋を中心に世界各地で行われているのだそうです。
わが国でも、神道や仏教の儀式で行われており、多くの行者や信者が参加し、その様子は、TVや新聞などで報道され、多くの一般人も目の当たりにしています。
あるサイトには、炭を使う、早く歩く、塩や水を使うと火傷しないと実証されているとありました。
しかし、世界には、燃え盛る石炭の上を歩く、焼けた石の上を歩く、しかもすり足でゆっくり、何てのもあると書かれています。
1974年には、ミュンヘンの研究所の原子物理学者が、フィジー島の火渡りの火床と人の足の温度を正確に計測し、焼け石は316℃だったが、人の足は何度測っても66℃を超えなかったと。
その物理学者の結論は、メカニズムが何であれ、既知の物理法則では説明できないというもの。
人間の能力は深遠
前述のサイトに書かれた火傷をしない理論では、焼け石は説明できそうにないと思えるのですが、それをも科学的に説明できるようになったのか?
著者は、この火渡りの事例を挙げて人間の心の働きの深遠さ、潜在力に言及しています。
それこそが、人間の持つ力(病気であれば治癒力)が如何なく働くことで、さまざまな療法が不治とも思える病を癒すという現実と同様のメカニズムではないでしょうか。
私たちは、生きている間の学びの中で、“常識”という硬い硬い鎧をまとうようになっていますが、この鎧を脱ぎ捨てた時に、輝かしい生の地平が開けるのかもしれません。
ただ、“常識の鎧”は心地よいですからね。
お宝って、身近にあるものですね。
というか、身近にあるからこそ未病の状態にある身体を整え、健康生活を支えるのかも。
14時からでしたから、このお天気の中で戸外でのワークショップかよ~、とか思った今日の“🐍神送り日🍁薬草師サムと奏でる🌿森ガーデン交響曲~序曲🍁冬の野草&薬草の秘密~”
ですが、現金なもので、実際に戸外に出て、身近にある薬草を教えて貰い、それを採取し、薬効や利用方法などを教えて貰うと意識が変わるものですね。
改めてですが、身辺は薬草だらけ
最初に、エネルシアさんの川津のアトリエ回りで五味子、クコ、仙人草、野ばらの実(営実)、野菊の花(花頭)などを採取、歩いてすぐの野原でタンポポの根や〇〇(忘れた)などを採取。
この野原にクコの木、気が付けばあるもんですね。
今日のハイライトは、エネルシア薬草園の山茱萸(サンシュユ)、何のことはない、春によく見かける可愛い黄色い花、ハルコガネバナのことなんですが、実を付けるのはとても珍しいのだとか。
そして、仙人草の根っこを幾重にも絡まる太い竹の根と格闘しながら掘りあげたり、なにこれ!?ひっつき草じゃんという、今すごい薬効で注目を浴びるキンミズヒキ。
易しい薬効のお話
さてさて、今日の講師・薬草師サムさんは、無理がたたって前夜強烈なギックリ腰、それを軟骨再生や関節痛、リウマチなどに素晴らしく効くという薬膳酒のお陰で呉から駆けつけてお勤め。
お陰で、仙人草掘りで格闘、それもですが、クコとネズミモチの実、仙人草とイノコヅチの根っこを漬けた骨の関係に極めて薬効が高いという薬膳酒のことを学ばせていただきました。
合わせて、ミント、香附子(カヤツリグサ)、+トリカブトによる鎮痛作用。
座学では、先ずは薬効と加温の関係についての解説。
ハーブ類にしても、水から煮だして薬効が抽出されるのは14分後、それも急激に抽出され40分後に急降下していくのだという目から鱗の解説!
ハーブ教室などで、そういう教え方がされないのは、薬効が出過ぎるからなんだとか。
そして、煎じる際の目安は合わせて10gで、600ccの水を300ccに煮だして飲むのが一番治療効果が高い。
自分をチェックすると、結構腎臓がイジメられやすい体質。
なので、時々山茱萸を使おうかなあと、それと視神経を癒すクコや野菊の頭花。
後は、癌の未病対策にキンミズヒキを時々加えるのもいいかも。
ハーブティー止まりで、本格的な実践というところまでは行っていないのですが、少しづつレパートリーや知識を増やし、齢を重ねてピンピンコロリ人生を創造するとしますか。
じっくりPCの前に座るのはしばらく振りになってしまいましたが、濃い~1週間でした。
前回のブログで紹介したアンドルー・ワイル著「人はなぜ治るのか」、残りあとわずかですが、そうだよなあ、そうだよなあと首を縦に振りながら読んでいます。
恐らく、聞かれたことのある言葉だと思いますが、“プラシーボ(プラセボ)効果”が今日のテーマ?
身体の反応が早く深い
中山さんの施術を受け始めて5年目になるのかな?今回、僕の身体がとても早く、深く、施術に反応するようになりましたよ、というお言葉をいただきました。
今まで、身体の反応が変わってきましたよ、そんな言葉は聞いていましたが、今回の言葉は、格段に変わりましたよというニュアンスです。
以前から、受ける人の意識で積み重ねの結果が全く違ってくるというこは聞いていました。
美道家を名乗る中山さんですから、施術を受ける方は圧倒的に女性ですが、数回の施術でここまで変わってくるものなのかという方を何人も拝見しています。
中山さんに言わせると、自分が美しくなるのだ!という意識の方は早い、僕の場合は、畑を無理なくできる身体に整えたいとの意識なので、先ず畑、そのための自分、自分が中心じゃないですねと。
都合良すぎに繋がる!!
この話を聞いて、ちょうど今読んでいる個所が医療とプラシーボ効果というテーマでしたから、ギョギョ~!!都合良すぎに話が繋がってくる(@@
人を治す治療には、多くの人が信頼を置く西洋医学だけではなく、信仰や心霊医療、シャーマニズムのような一見極端とも思えるものをはじめ、数多の代替医療があり、絶対に効かないという治療、反対に絶対に効くという治療はないと書かれていますが、その通りですね。
著者は、患者がその治療法を信じること、医師がその治療法を信じること、患者と医師が互いを信じあうという3つの要素が最適に働くと、非合理な理論に基づく治療法でも、真の治癒が起こりうると書いていますから、まやかしと一蹴できる治療法はないということ。心と身体って深遠ですね。
医療界も、薬理効果も含めて、プラシーボ効果を最大に引き出す治療とは、という視点を持つ時代だろうと思いますから、この患者にはどういう治療が最適なのかという視点で、広い見識とネットワークを築いて欲しいものだと思います。
おっと、横道が過ぎました。
僕の身体の反応、思い当たることはたくさんありますが、それはさておき、彼女の施術は体幹を整えるということは勿論ですが、それが最も効果的に働くよう、身体も含めた本人の意識をどう変えるかに腐心しているということが鈍感な僕にもわかってきました。
この度の施術会で初めて、一日を鷺浦の「椿舎」で行うこととなり、施術が終わる頃合いと思って行ってみると、海に向かい波打ち際でヘアーカット、いや、美容師さんですからね。
髪は神に繋がる!?
この絵が凄いんですよ!
太平洋戦争中、直観力が優れ、潜在力の高いアメリカインディアンの斥候の長髪を軍規に従って切らせたら、その潜在力を失くしてしまった、髪は神に繋がると聞いたのですが、このシチュエーションでのヘアーカットって、そんな気持ちの表れ?思わず、凄いことをしているなあと。
そして、この「椿舎」での施術はこの場所。
中山さんは、お天気が良ければ緑陰で施術がしたいと仰っていましたが、緑陰をも凌ぐかもと思えるこのサロン、恐らく、施術する方も、受ける方も最高の意識の中での施術会かもしれません。
また、波の音が人の意識に及ぼす力はとても深く強いものがあるようですから、そうしたことも相まって、次回、施術を受ける皆さんの変わりよう、今から楽しみです。