猛烈な勢力を保ったまま関東を直撃した台風19号により小田原でも各所で被害が発生した。その中でも高波による被害が海岸沿いで多く、先日海岸沿いの状況を確認に出かけた。台風19号通過から1週間が経過した20日の午後に御幸の浜から前川方面の海岸線をポタリング。御幸の浜周辺では遊歩道沿いの階段に設置してあったコンクリートパネルが剥がれたほか、公衆トイレが損傷して使用不可となってしまった。公衆トイレの周りは漂着ゴミだらけ。御幸の浜から酒匂川の河口へ。右岸側は白鴎中学校裏手の散策路の手すりが高波により損傷。西湘バイパス高架下は漂着ゴミだらけ。左岸側にあった河口の駐車場は、取り囲むように置かれていた岩が波によって移動。以前の駐車場内部に岩が転がっているような状況になっている。波により砂が多く堆積しているので四駆ではない軽自動車や普通車で乗り入れるとスタックしてしまう。台風による高波と酒匂川の増水により酒匂川河口の地形はだいぶ変わってしまった。酒匂川は台風前、西側に婉曲してから海に合流していたが、増水していて川幅200mほどでまっすぐ海に合流。酒匂川から森戸川の河口へ。突堤を回り込み堤防をよじ登りコンクリートブロックの隙間から西湘PAへ。海側に設けられていた休憩スペースの通路部分は、コンクリートが剥がれ手すりはほぼ消滅して惨憺たる状況。国府津から前川の堤防沿いへ。高波で住宅に被害が出たのは国府津海岸だけかと思っていたら、前川の堤防沿いの住宅もかなりの被害が出ていた。堤防横で行われている西湘バイパスの改修工事用に組まれた足場は高波によって、金具が曲がったりと波の強さを実感させる。以前このブログの公園カテゴリーで紹介した前川公園横では道路が陥没し、公園内に植栽されていた松が1本巻き込まれていた。前川公園もかなり波が打ち寄せたようで漂着ゴミが散乱していた。前川から中村川の河口方面へ。小田原と二宮との市境にある公園も高波によって遊具やフェンスが破損していた。金属性の滑り台の滑り板が外れて折り曲がるように地面に転がっていて、やはり波の強さを思い知らされるような眺め。場所によっては復旧にかなり時間を要しそうだが、復旧の経過も今後このブログで紹介できたらと考えている。
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