<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

彼らは何を発見していくか

2018年10月09日 19時35分03秒 | Weblog

河瀬直美監督作品の映画で、樹木希林主演の「あん」を見てきた。外国の映画祭グランプリ受賞作品である。芸術作品だけあって、重かった。生きる意味が問われていた。一生を負け組をして生きている者にも、生きる意味は見出されていなければならない。そうでないと人は生きられない。

人生の勝ち組とはまた別の発見があるのである。勝ち組が見出すことのできないそれが、彼らにはある。主演の樹木希林は生涯をハンセン氏病とタッグを組んで生きていた。餡を練る店の店長は投獄された過去を引き摺っていた。店に立ち寄る中学生は学校生活不適応に苦しんでいた。

彼らは何を発見していくか。そしてみごとにそれを成し遂げていくのである。

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた ラスト

2018年10月09日 10時41分53秒 | Weblog

威張っちゃ行けないね。仏さまのお仕事の手伝いをして、小葱を救って遣っただなんて、ばかでかい表現を弄んではいけないね。ついつい傲慢になる。よくないよくない。

お日様が気持ちよさそうに植えた小葱を照らしている。秋空が薄いブルーの色をして遠くまで広がっている。

小葱のあのしたたかな生命力にはほとほと感心をする。普通ならもうとっくに滅んでしまっているところを、あの小さい形(なり)をして、死なずに鬚根を出す。そこから朝露の水分を吸収している。生きよう生きようとしている。偉いよなあ。小葱こそは威張っていていいよなあ。

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その7

2018年10月09日 10時35分37秒 | Weblog

どなたか食べて下さる方がおいでにならないかなあ。「小葱がお好きな方はどなたでも好きなだけ摘んで行って食べて下さい」の看板でも立てようかなあ。通りがかりの方が食べて下されば、その方もまた仏さまのお仕事を代行されたということになるだろう。小葱のおいのちは、宇宙のおいのちのお役に立ちたいのである。

大きいことを言ったようだ。「仏さまのお仕事の手伝いをすませた」なんて。畑仕事はしかし、みなそうである。この世にあるおいのちを育てて行くことである。それができるというのは有り難いことである。

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その6

2018年10月09日 10時33分58秒 | Weblog

6 

8月の末に、その一部は植え付けを完了させておいたから、もう立派なものだ。これを何度も摘んで来た。刻んで素麺に入れて食べた。だからその後は、要らないといえば要らないのである。我が家では食べきれないのである。棄てておいてもいいのである。それを棄てられない。おいのちさまを棄てることができない。

己が、棄てられなかったのである。棄てられなかったので、今日を生きているのである。

 

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その5

2018年10月09日 10時30分18秒 | Weblog

外に出ていたのは90分。小葱の球根はまだ沢山残っている。この時間でまだやり終えられない。それはまた次の機会に譲ることにする。

しかし、この爺さんも偉い。菩薩行をしたのである。

小葱のお命を救ったのである。お命はすべて仏さまのおいのちである。

宇宙の意思の意志したおいのちである。

粗末にしては申し訳がない。粗末にされなかったので爺さんはこうして生きているのだ。

 

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その4

2018年10月09日 10時26分42秒 | Weblog

毎年こうなのである。小葱は球根で増える。一株で増殖して12株にもなる。冬の内に収獲をして食べるのだが、食べきれないのだ。食べきれない分は、保存しておく。棄てることが出来ない。困ったものだ。小葱がどんどん増えて行ってしまうのだ。

仏さまのお仕事を手伝うといっても、ただそれを耕した土に埋めてやるだけのことなのだが、それでもお命を粗末にしないということは、宇宙中の心に適うことなのだ。

 

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その3

2018年10月09日 10時23分08秒 | Weblog

で、つちにしっかり埋めて遣った。たくさんある。そのたくさんを土に埋めて遣った。

みな有り難う有り難うの声を放ってきた。これで仏さまから頂いたお命を粗末にせずにすみますと。彼らは冬までの間にどんどん生長を果たして行くだろう。嬉しい嬉しい嬉しいを何度も声にするだろう。

「これはすべてあの方がわたしを棄てずに土に埋めてお救い頂いたからだ」と思い返し思い返しをするだろう。

 

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その2

2018年10月09日 10時09分27秒 | Weblog

小葱のおいのちを救ってやったのである。

この小葱は去年のもの。利用しなかったものは段ボールの箱に一箱分二箱分溜めておく。霜が下りなくなったら、畑の土に投げ出す。投げ出しておいたら、彼らはしたたかだ。死なない。

ごろんとしたまま一斉に鬚根を生やして来る、発芽をして茎が伸び上がって来る。青々となって来る。今年もこれをしている。

それで、救ってやる気が起こって来て止められなかったのだ。

 

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その2

2018年10月09日 10時09分27秒 | Weblog

小葱のおいのちを救ってやったのである。

この小葱は去年のもの。利用しなかったものは段ボールの箱に一箱分二箱分溜めておく。霜が下りなくなったら、畑の土に投げ出す。投げ出しておいたら、彼らはしたたかだ。死なない。

ごろんとしたまま一斉に鬚根を生やして来る、発芽をして茎が伸び上がって来る。青々となって来る。今年もこれをしている。

それで、救ってやる気が起こって来て止められなかったのだ。

 

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仏さまのお仕事の手伝いをすませた その1

2018年10月09日 09時51分10秒 | Weblog

好きだなあ。すぐに外に出ている。畑仕事をしている。さっきもひょいと。秋空が広がっている。おいしい空気が流れている。日射しが明るく手招きをしている。だったら、行かないわけには行かないじゃないか。

で、何をしたんだ? 仏さまの仕事の手伝いをした。だったらそれは菩薩行ではないか。そうだ、菩薩行だ。一体何をしたんだ? 

 

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