焼き芋が甘い。甘い甘い甘い‼️
芋は我が家の畑で獲れたもの。小さい。小さいけど、甘さは抜群‼️
蜜が染み出ている。皮を剥くと、指がベタベタになる。
間違い❗
これは中華そばだった。
焼き芋の写真は何処に消えたかなあ？
探し出し切れない。
糖分の塊だから、血糖値が跳ね上がりそうで、一個しか食べられない。小さいのを。
カステラよりも甘い‼️
どうしてこんなに甘くなるんだろう？
植物の智恵は高い。深い。
大いに疑問。
「山行」 杜牧
遠く寒山に上れば 石径斜めなり
白雲生ずる處 人家有り
車を停（とど）めて坐（そぞ）ろに愛す 楓林の晩（くれ）
霜葉は二月の花よりも 紅（くれない）なり
☆
此処に出て来る「二月の花」とは？
陰暦二月には､桃の花が咲く。桃の実は不老不死の霊薬として珍重された。ゆえに目出度い。「桃花源の記」の桃花源は仙境である。そこには桃の実を食す仙人たちが長寿している。
この桃の花よりも霜葉の方が紅いというのだ。
霜葉は、「霜に打たれた葉」だろう。楓の葉だろう。楓の林が一面紅葉している日暮れ方には、夕焼け雲も浮かんでいて、より一層赤みを帯びていたのだろう。
☆
「寒山」は冬の山のこと。霜が下りた山のこと。しかし、霜は夕方までは、もつまい。石を敷き詰めた小径には、楓の落葉が敷き詰められている。紅い。
冬の山に上れば、楓の林のあたりに煙が上がっている。煙の流れを辿って行けば、白雲が棚引いている。その下には樵夫の家があるのだろう。なんとなく人心地が付いてあたたまれる。
牛車に乗って、揺られて、来たのだろう。景色のいいところで休憩だ。ゆっくりしよう。
そぞろにそぞろに自然界の風物を愛でて過ごす。それでひと日が暮れていく。ここは仙人の住む世界のようだ。
樒（しきみ）という植物は猛毒を持つ。
ネットで調べてみたら、根も葉も花も実も、猛毒で、少量でも死に至ることがある、と書いてある。
なのに、仏壇に供える。
どうしてなんだろうか。疑問に思う。
ネットにはそこのところをこう説明してあった。
昔は死んだら、たいがい土葬にしていた。土を掘ってそこに埋めていた。
すると、獣が来てこれを掘り返して食べる。それをそうさせないために、お墓にこの猛毒の樒を挿しておいたらしい。
動物たちは、この樒が猛毒だと言うことを感知していて、近寄らなくなる。というのだ。
それが、習慣化して、ついには仏壇にまでこの樒を飾っておくようになった、らしい。悪霊を封じる意味合いを持たせて。
なるほど、実が愛らしい。花も小さくて、色鮮やかで、愛らしい。
樒の語源は「悪しき実」に由来しているとも、説明してあった。「アシキミ」の「ア」がずり落ちてしまうと、「シキミ」が残った。
毒は使いようでは役に立つ。悪魔を封じ込めてくれる。
樒は、そのあたりの「秘密」を内蔵する植物だった、というわけか。
それにしても、獣たちは、どうしてこの植物が猛毒を持つと言うことを知り抜いているのだろう？
経験知だろうか？
庭の水仙も毒を持つ。小葱と間違って食してしまうとたちまち下痢をする。
猪は、庭を掘り返しても、水仙の球根は食べない。
ひらりひらり雪が舞う。舞っている。粉雪。綿雪。斜め流れ雪。
お昼から雪になった。
なに、たいした雪ではない。ひらりひらり、ほど。
しかし、風が音を立てている。スケールはうんと小さいが、雪嵐だ。
これをぬくぬくした炬燵に入って、眺めている。
いかにも寒そうで、外に出て行く勇気は湧かない。
まあ、今日は、音楽を聞いて楽しむくらいが関の山だ。
やっと冬になった。冬の雪を見た。雪が舞うのを見た。
西日本は冷え込んで、積雪するらしいが、さて、どうだろう。
天気予報は、そう報じていたが、それほどに冷え込んでもいない。
ただいま５時。夜明けまではもう少しある。
雪は見たい。一度は雪を見たい。冬は冬らしくしていてほしい。通勤する人は嫌だろうが。
一面の銀世界は美しい。野原が白一色になる。清浄界となる。
子供に返って、雪だるまを作ってもみたい。
