ドキュメンタリードラマ(実際にあった事件などの記録を中心として、虚構を加えずに構成された作品)の「硫黄島 戦場の郵便配達」(フジテレビ)は12月9日(土曜日)放送されましたが、字幕付きでDVD録画。
時間があったときに見ました。
映画「硫黄島からの手紙」と関連付けるかように戦場への郵便配達員をクローズアップ。
家族と戦地を結ぶ唯一の通信手段は軍事郵便というシステムだが、自分の赴任先を家族に知らせるのを禁じられていたため、あて先は「木更地航空基地気付」と書かなければならないそうだ。
木更津航空基地で集められた手紙を航空パイロットの少年たちに託し、硫黄島へ運ばれるといった、ストーリー。
今回の主役は当時の陸上攻撃機の機長だった、根本正良(1920(大正9)年~2002(平成14)年)さん。
今みたいに携帯電話やメールもない時代、戦地からの手紙が届くと「まだ生きている」と安堵感を覚えるとか・・・。
でも、手紙の内容に自分のいる場所や戦争の状況を記すのも禁じられ、該当する部分に黒墨で消すなどの検閲が行われたという。
なんとか、自分の居場所を家族に知らせたいと実在しない「小笠原硫蔵様」と書いて検閲を逃れようと考えた人もいた。 最近、硫黄島に関する新刊がぞくぞく出版されるようになった。
発売されたばかりの「硫黄島の戦い」の本を読んでみると、映画「硫黄島の手紙」は本物の硫黄島で撮影が行われた。
本物そっくりな「摺鉢山」と先日のブログに書きましたが、それは本物だったのです。
・硫黄島の航空写真(グーグルマップ)
戦時中は空港が三ヶ所あったのですが、今は長い滑走路に集約。
空港の近くに白い建物がたくさん見えます。(自衛隊の宿泊施設なのか?)
海岸にも爆撃を受けた船がたくさん座礁しているのが見えます。
上陸できるのは自衛隊、遺族などの関係者のみなので、このグーグルマップで上陸した気分を・・・。