ピンポーン!!と玄関のフラッシュベルとともに来訪者の顔が写るモニターが付いた。
白黒画面でどんな人なのかはわからないが、今の時世、お歳暮の配達員かなと思い、ドックおじさん(父)がドアを開けると、ビニール袋を片手に何かしゃべった。
「耳が聞こえません」と身振りを示すと、(ああ、この家はろう者だな)と空き巣や忍び込みのターゲットにされると困る。
何も言わずに手で追っ払うようにして、無表情でドアを閉めた。
モニターでその人の動きを追うと、すぐにお向かいさんの家に向かっていった。
ハウスメーカーの定期点検、浄化槽の点検などハウスケアに関わる業者だと前もって訪問日時を知らせてくれるので、業者の来訪者があってもすぐには応対ができる。
必要としていないのに、突然訪ねてきては非常に迷惑だということはわかっていないのだろうか。
誰が住んでいるのかと家族構成の情報を盗み、泥棒の下見も兼ねて有名企業の社員を装い、訪ねる悪質な人もいる。
今まではピンポーン!と鳴れば来訪者を待たせないようにすぐに出ていたが、モニターでよく人物を観察する、ドアに付いている覗き穴で人物の容姿(宅配なら制服に名札が付いている、お届けの荷物を持っていないか)をよく確認する、ただのスーツ姿ならドアを開けずに無視をするといったわが家のルールを設けました。
ドアを開けたら、そこに刃物を振りかざす強盗だったら、怖いし・・・。
私が東京の多摩地域に住んでいたときからずっと使っていた、折りたたみ式の机と折りたたみ椅子を使っていたが、集中するには向いていない。
年末年始は国王さまのお出まし、こんなボロ机で修士論文を執筆させるのは失礼千万になってしまう。
ボーナスももらったことだし、思いっきりデクス、チェアも新調。
背もたれがついているチェアだと、だらだら・・・・と集中できなくなる懸念もあるので、シンプルなフレームがついているチェア。
ちょっと疲れたなと思えば、部屋の片隅に置いてあるソファでリラックスするのもよし。
本立ては余った木材をドックおじさん(父)が組み立てたもの。
今は人形で飾っていますが、国王さまがお帰りになられたときは、人形をソファに移動し、莫大な資料などが載せられるのだろう。
国王さまのブログによれば、集中するのにスターバックス詣りをなさっているそうだけど、わが家でもスターバックスのコーヒー豆を挽いているので、注文あれば部屋までお持ちします。