初めて青ヶ島に来た頃に比べると、「青ヶ島産」の商品が増えてきたような気がします。
青ヶ島を代表するお土産といえば、焼酎の「あおちゅう」と黒潮本流の天然海水だけを原料に造られる「ひんぎゃの塩」。
「ひんぎゃ」は青ヶ島の方言で火口の噴気孔という意味で、その地熱を利用し、ゆっくり時間をかけて塩の結晶を作り上げるそうです。
そのため、他の天然塩よりもミネラルやカルシウムが多く含まれています。
青ヶ島のロングセラー商品になっていますが、最近になって見かけたものは右の「伊豆諸島青ヶ島産 マツミおばちゃんち 秘法 島だれ」という商品です。
ふれあいサウナのショーケースに飾られてあった(これはたぶん非売品?)のを見かけたのですが、「秘法」ってどんな味なんだろう?とずっと気にしていました。
すると・・・八丈空港の売店で売られているのを見つけ、買ってしまいました。
蓋を開けてみると、コチュジャン(韓国の唐辛子で作られた味噌)のような香り、空港で見かけた商品説明では「どんなお料理にも合います」とのこと。
これは青ヶ島ごはんではなく・・・自家製の夏野菜をふんだんに使われた千葉ごはん(ハン尚宮(母)の作ったもの)
あの香りだと韓国風の焼肉にかけるものではないかと半信半疑で手前のかぼちゃチーズコロッケにかけてみると・・・
今まで味わったことのない、美味しい幻の味でした!!
まさしくラベルに貼られてあるとおり、「秘法」の島だれだったのです。
まるで韓国ドラマ・チャングムの母が水刺間(スラッカン=王の食事を調理する場所)のどこかで隠した秘法レシピで作られたかようですよ。
マツミおばさん、いつまでもお元気でいらっしゃいますように・・・。
かくいう、このおばさんは初回、2回目の青ヶ島でお世話になったことがあるのです。