今日は青ヶ島の市街地をご紹介しよう。
国語辞典で「市街地」の意味を調べたところ、「人家や商店が密集した、にぎやかな土地」になっていました。
村役場作成のリーフレットでは、「市街地」の表示になっています。
まあ、定義とのずれが大きいですけど、それでよしとするか。
写真には写っていませんが、あちこちの道端にお墓が点在しています。
ヘリポートにもあったし、村役場前のメインストリートにもありました。
内地(本土)だと、夜、お墓のある場所に行くのに結構勇気がいりますが、青ヶ島はなぜか怖くありませんでした。
島民たち、しかも訪ねてきた観光客と一体化しているかような空間。
(青ヶ島で亡くなられると、そのまま土葬される習慣が残っています。
小笠原村は今年5月から父島南部の州崎に火葬場落成。
それまでは「おがさわら丸」の普段使われていない部屋を霊安室にしてご遺体を運んでいたそうです) ヘリポートから見た市街地。
8月になれば、クリアーになるのですが、7月下旬だとご覧のとおり晴れていても霧で霞んでいますね・・・。
ヘリポートの先にあった、金比羅神社。
天明5年(1785年)の大噴火で荒廃した青ヶ島(噴火直後およそ50年間は無人島)に還り、人が住めるように復興させた、佐々木次郎太夫が守護神として祀られています。
青ヶ島に還って住めるようになったという意味をこめて、八丈~青ヶ島の船に「還住(かんじゅう)丸」と名づけたそうです。
台風などの自然現象を鎮めようと神頼みにしていた時代に建てられた神社が島内に4ケ所。
小さな島に4つも神社があるのは多すぎたと思いますが、青ヶ島では昔から神々の島だと呼ばれていたみたいです。 ヘリポートから徒歩10分程度で神子ノ浦にたどり着けます。
この先も遊歩道らしきものがあったのですが、サンダルでは歩けずに断念。
この道は1785年噴火の避難道であったそうです。
あの場所で泳いでみたいのですが、この高さからにすると降りるのも苦労するし、這い上がるのも大変。
まさしくサバイバルになってしまいますね。 ヘリポートから村役場への道です。
丘の上にある、真新しい建物は青ヶ島小中学校。 島内唯一の自動扉がついている、十一屋商店。
中に入るとエアコンがキンキン効いていて寒い~!!
正式名称は「じゅういちや」だけど、島民のあいだでは「といちや」。
野菜、果物、豆腐、牛乳、ひんぎゃの塩、菓子、飲料類、酒、青ヶ島オリジナルTシャツ、アイランドタイムズDVD、書籍、生活用品・・・何でも揃えているお店。
noriさんが突然驚いた顔で「おばさんが、君のことを覚えているって」と通訳。
「ええええええーっ!前回来たのは5年前なんですよ!5年前でもしっかり覚えてくれたの!?」
青ヶ島に訪ねてくる、奇抜なろう者はあまり来ないからしっかり覚えてくれたのかな?
おばさんに尾山展望台への行きかたを教えてもらい、そこへ徒歩で出発!