今度は・・・・大昔の切手が出てきました。
ほとんど昭和30年代です。
切手カタログで調べたところ、
1955(昭和30)年、1956(昭和31)年の大型切手は数千円の価値がついていました。
しかし、郵便切手として使うとしたら、額面のとおり「10円」。
この組み合わせで郵便に出すのは、ちょっと勇気がいりますねぇ・・・。 これは!?掘り出し物!?
1957(昭和32)年11月26日発行の「小河内ダム竣工記念」。
小河内ダムといっても、「奥多摩湖」と言ったほうがわかりやすいかも。
発行当時は「奥多摩」という固有名詞はなかったので、仕方がありませんね。
竣工したのは1957年なので、今年で52年目になります。 これは!?
発行年の表示がなく、カタログで調べたところ・・・・
なんと1952(昭和27)5月1日発行の日赤創立75年記念。
ちょうど、戦後7年目、高度経済成長期に差し掛かる前なので、小額通貨整理法実施により銭単位の通用を廃止してから最初の記念切手。
終戦後しばらくは1円でも紙幣、1円以下の50銭は今の5円と同じく黄銅貨、10銭も今の1円と同じくアルミ貨。
その頃からデフレが続き、ついに1958(昭和33)年からは聖徳太子の1万円札発行。
当時の物価からにすると1万円札は今の10万円に値するかも知れません。
10万円札が発行されていても、持ち歩くことは絶対にないでしょう。
ちょっとした買い物に10万円札出されてもお店の人もちょっと戸惑うし・・・。
1952年までは1円札や銭の小銭も通用していたのに、6年後の1958年はいきなり1万円札とは当時の経済事情を切手からでも伺うこともできます。
国立国会図書館の中はそんなに古い感じはしなかったのに、1961(昭和36)年11月1日開館だったのですね・・・。
昔の古い切手がさくさく・・・。
中には5銭はがきも・・・・。(昭和20年、終戦直後に発行)
今のはがきと比べてみると、ひとまわり小さく、とても薄っぺらでした。
電話もそれほど普及していない時代なので、昔の人は小さなはがきにうまくまとめて書いていたかも知れませんね。 5円、7円とかの端数ばかりなので、それらを組み合わせ郵便に出してしまいました。
局員さんが電卓でぱっと弾き出し、「はい、これで大丈夫です」とすんなり引き受けてくれました。
郵便局は民営化されましたが、逓信省時代(~1949年)の切手でも額面が「円」であれば通用できます。
これも数年前に出した、韓国宛の小包。
ここから沖縄へはすべて「航空便」扱い、4キロは1300円程度なのに、沖縄より近い韓国宛はとても高額になっていました。
近くても外国なので、同じ航空便でも高くなっています。
そのときの段ボールを撮ればよかったのに、撮り損ねてしまいました。
段ボールの側面も含め、小額の切手で埋め尽くしの状態で送ったことも・・・。
郵便局もびっくりしたかも知れないと思うけど、計算しやすくするように同じ額面ごとにきちんと整理しながら貼っておいたので、計算は数分で終わってしまったような記憶がします。
段ボールに無数の切手を貼りたくないときは「料金別納」のスタンプで済ませることもできます。(運賃を切手払いにすることも可能) ぱっと見ただけで東京の地下鉄路線図かと思いました。
ソウル特別市地下鉄公社(10年くらい前?)でした。
タイトルは「ソウル首都圏 電鉄 路線図」
東京の地下鉄は銀座線が1番古く、昭和2年開通。
1970(昭和45)年頃 日本人技師を招き、ソウル市地下鉄設定などに携わったので、東京の地下鉄になんとなく似ています。
(キムチの香りが充満していましたけど・・・)