東京アイランド

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「マルス」の謎

2015-08-10 16:37:05 | 日記・エッセイ・コラム

 少し古い本ですが・・・2005(平成17)年刊行。
 日本一取るのが難しいとされているチケットを確保できたので、そのような仕組はどうなっているか真相解明するため借りてみました。
 どれも私の疑問を抱いているので、これで勉強してみます。

 指定席のオンライン回線がなかった頃の乗車券センター(1962年=昭和37年)。ビジネスこだま特急151系の指定席も、各駅から電話でリクエストを受けると、回転する台帳から列車名を探し、さっと取り出して空いている座席を見つけては応答して埋まっていくやり方。東海道新幹線開通を控え、国鉄も座席予約を電算化したいと業者さんを募集したところ、名乗り上げたのは日立製作所。

 構築時からずーっと現在も日立が担っていて、3月廃止になった「トワイライトエクスプレス」や3月開業の北陸新幹線1番列車も、かなり全国から殺到。あまりにも殺到すると処理しきれず、途中でフリーズするはずなのに数秒で全席が埋まる処理能力を持っている。
 マルス端末は日立製作所と沖電気の2社、オンライン回線を持たないPOS(運賃計算、売上金管理システム)はNEC(日本電気)、富士通製。
 メーカーごとフォントや様式が異なると見栄えが悪くなるので、すべて日立フォーマットで統一。

みどりの窓口を支える「マルスの謎」
著者:杉浦一機
出版社:草思社
出版年月日:2005年10月17日
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今週の新刊っ!

2015-08-10 15:37:36 | 日記・エッセイ・コラム

 先週の新刊案内で見つけたものです。本のタイトルに惹かれて買ってしまいました。青ヶ島も秘島であることは変わりないからっ!!と思ったら・・・


 以前までは人が暮らしていた島なのに、現在は無人島になっているところや、激戦地、最南端、最東端1番の島をご紹介。

 ずっと八丈小島へ行ってみたいと思っても、なかなか叶えず。この本書では詳しく紹介されています。八丈小島は鳥打村と宇津木村がありました。1969(昭和44)年まで小中学校があったのに、インフラ(電気、水道など)の設備にお金がかかるからと全島民が強制離島。
 島民の土地を東京都が買い上げ、現在は東京都が管理しているので、草刈など手入れはしているようです。

 秘島に青ヶ島は欠かせないので、やはり載っていました。

 青ヶ島の先にある島は、ベヨネース列岩、須美寿島、鳥島、そうふ岩。それらの島はどの市町村に属せず、「東京都八丈支庁」管轄。
 2010(平成22)年、八丈町がこれらの島を「八丈町」にしようと考えていたところ、青ヶ島村がこれらの島はわれらのほうに近いから「青ヶ島村」にすべきだと応戦。
 八丈町も譲らず、現在に至る。もし、八丈町が「まあ、島の面積はこっちのほうが広いし、人口も多いので、これら4島を青ヶ島村に属しても異議はありません」だったら、そうふ岩も青ヶ島村になり、午前10時に出港した「おがさわら丸」が18時頃八丈島近海を通過、ずーっと翌朝まで青ヶ島村海域になるということになります。逆に14時発東京行きの船だと17時あたりから青ヶ島村の海域に突入ーっ!
 市町村を有する島なら本籍地にすることはできるが、鳥島はどちらも属さないので、本籍地にすることはできぬ。もし、青ヶ島村に編入すると「東京都青ヶ島村鳥島無番地」の表示になるかも知れない。
 離島の秘境が大好きな方にとってたまらない1冊ですっ!!

「秘島図鑑」
著者:清水 浩史
出版社:河出書房新社
出版年月日:2015年7月30日
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