かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

倒産時に掴んだお金

2014-10-13 | 事例
残念ながら会社は倒産です。経営者は失業保険が有りません。年金は国民年金です。
もう63才。彼をまともに雇ってくれるところは無いでしょう。

事の善否は別として、そんな時の対応のためにGは法的整理を薦めて居りません。
任意整理ならば帳簿等も強制的に調べられる事も有りません。拘束されることが少ない任意整理を薦めて居ります。
彼の場合もそうでした。仕入れ先が少なく入金は殆どが返済に使われて居りました。
此の入金を銀行に払わず、自分で掴むことが出来れば、3-4ヶ月出来れば相当な金額になります。
其れを彼に断行させたのです。

最初怖がっていた彼も、Gに、Gの私腹のための目的が全然無い事を信じられるようになってからは、
積極的にGのアドバイスを良く聞いたものです。

何はともあれ、倒産後、彼は手元に2000万ほどの現金が残りました。

「いいですか。其のお金の事は誰にも絶対に内緒です。私も残高については何も聞きません。
 貴方の今後の再建や生活費に絶対必用なものです。
 仕入先が帳簿を見せて呉れと云っても、見せなければよいです。相手もそんな無駄な事は
 聞かないでしょうが。」

「これだけ有ると助かりますが、お金って幾ら有れば安心できますか。」

「決まりは有りません。
 之が50台の人で、中高生の子供2人を抱えて家も無くなった人でも、
 1000万有れば本当に安心ですよ。
 学費と住居費を入れても年に500万で十分でしょう。2年間分です。
 これで当人は焦らず職も探せます。
 其れに失業保険も有りますから、言うこと有りません。
 でも貴方の場合。失業保険は有りません。今後年金だけでは無理でしょう。
 
 其の対策のために、先ずは住むところ、家賃の安い県営住宅を探しましょう。
 場所さえ文句を言わなければ意外に簡単に入れます。
 それで夫婦二人だけの生活だから家賃を入れても月20万とは掛かりません。
 年金が夫婦で二人、月に14万としても、2000万有れば生涯大丈夫です。

 自信のある場合なら再起業をしましょう。男のロマンなんて言うのは止めて、
 其の時は何のパートでもやって生活の足しにしましょう。」

何かのこそのお金の使い方がわかって来た様です。
「分りました。
 でも、お金を遊ばしておく事は勿体無いですね。
 株などに投資か、または貯蓄性を主に考えた保険などに入るのは如何でしょうか。」
殆どの人がこれを考えます。

「皆さん。同じ事を考えます。
 でも私は反対です。
 そんなお金を株に投資して逆に値下がり。今でも持って居ますから、評価損ですが、
 それでも真っ青になって居る人も居ます。
 保険も惨めなものですよ。

 保険なども満期になるころはお金の価値が2分の1、3分に減って居ます。
 ですから保険が満期になっても有り難く有りません。
 保険で貯蓄を考えては成りません。危機管理として考えましょう。

 長期のお金は、デフレが続くならばよいですが、インフレ気味の時は、20年30年掛かる貯蓄は禁止です。
 危機管理でなければ預金して居たほうが何かと便利でしょう。

 其れに株ですね。
 所謂、売買で株で儲け様と考えてはなりません。それは賭け事と同じです。儲けた人の何倍の数だけ損をした人が居ります。
 素人が投資ファンドなどのプロに敵う筈は有りません。
 と云って配当が家計を助けるの待っていても、計算してください。幾ら投資すればよいかわかります。
 それだけでも無駄の事です。

 持っていて増資などで株数が増えていく狙いも有りますが、これも戦後とは違い、単純に
 増資で儲かるような事はなくなりました。

 様はあまり他の金融投資をしても上手い話はなくなりました。

 ですからその位の現金は自分で預金して置いたほうが一番よいと思います。

「何処に預けりゃよいですか。」
「名義を変えて預ければ一番よいですがそうでない場合はやはり普通の銀行の自宅から少し離れたところが一番ですね。
 ネット銀行は駄目ですよ。
 良く郵貯銀行とネット銀行しか差押えなかったという令状を見たことが有ります。」

持ちなれないお金はどうやっても心配になる様です。


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10月12日(日)のつぶやき

2014-10-13 | 事例


良く買うお萩が小さくなった。商品の多くは見た目を落とさず量を減らしている。
値上がりも多い。生活の買い物、以前と比して、財布から出るお金は間違いなく相当増えている。
詰り、預金は価値が目減りしている。貯蓄が目的の保険や長期債権などは買うのは危険だ。
寒くなるのは季節だけでない。