かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

理解あるアドバイス

2015-07-16 | 事例
「貴方、払いたくてもお金が無いでしょう。こんな時に借りて払ったり、
 あるいは何もしないで逃げて居ては駄目ですよ。
 必ず事前に電話をして今月払えないことを伝えてくださいよ。
 それからどうするかは、その時の相手の返答によって違います。」

もう、さっきから同じことを何回説明しただろうか。
でも、聞く人は「判った」と言ってくれません。

また同じ様な質問が帰ってきます。
「相手はその電話で何と言うのでしょうね。」「無条件にいいですと言ってくれるかしら。」
など今迄にこれも説明してあることを持ち出します。
これですべての説明は終わった。今度こそ判って呉れたかと思うと、また最後の質問が出ます。
「それで結局、私は、何をすれば、いいでしょうか?」
堂々巡りです。

最初は我慢して聞いて居ても、同じ事が3回以上になると、さすがに語気が荒くなるのが自分でも判ります。

こんな相談者は多いです。
説明は、判って居ても同じ質問を呉れるのです。
やがて気がついたのですが、相談者は、自分が一番望んでいることを言って貰いたいのです。

相手の返事を待って次の応対を決めましょうと言う説明は、説明ではないのです。
彼らが望んでいるのは、必ず相手の返事が、自分の希望と一致していなければ、どんな説明を
しようが、説明ではないのです。
だから、その一致した説明を聞くまでは、説明を聞いたとは言えません。

きまりきったような事でも自分の不利になるようなことならば、
「判らない。」を繰り返す人が以外に多いです。

このとき相談者の意思を知って喜ぶ事を言ってあげ、相談料を釣り上げるコンサルもまた結構います。

7月15日(水)のつぶやき

2015-07-16 | 雑感