かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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老後の生き方

2015-07-27 | 雑感
「行動範囲が縮まった。」
嘆いている人。定年をさらに延長して昨年70歳で辞めた人だ。

辞めた時は元気があった。東京郊外から、横浜や千葉あたりまで足を延ばすことが多いと云う。
ウクレレの会に入ったり、麻雀クラブに入ったり、結構忙しいらしい。

一年経ってまた会った。
変わっている、あの精気が少なくなっている。洒落気はあっても顔の艶が無くなっている。

「あれほど付き合っていた横浜や千葉が最近とんと会わないんだ。
 此方がサボっているわけではない。相手が会うことを嫌がっているわけでもない。
 だけど、いつの間にか遠くなって居るんだ。
 行動範囲はぐんとせまくなって居るね。」

ぼやきは続く。
「行動範囲だけではないね。活動範囲が減ってきて居るんだ。」
趣味が多い人で、ヨサコイ踊りや、市を考える会など何でも入っていた人が、
自由になる時間が増えて、活動範囲が減ったそうだ。
自分で意識した辞めたのではない。むしろこれから頑張りたいと思っていたのが、
いつの間にか逆になっている。そのはっきりした理由も自分では判らないらしい。

「字便の実感だけれど、老後のために、急に趣味を増やしたり、そちらの方面で知己を増やす 全くない。
 今、仕事以外でやって居ることだけを大切にした方がはるかに良い。」

いろいろの生き方はあるが、この意見一番もっともと思う。
でもそうなれば毎日ゴロゴロしているだけになるだろうか。