今月初め、九段下の宝来屋さんに久しぶりに行ってきて。
桃の節句にぴったりのかわいらしいお菓子をいただいてきました。
「ぼんぼり」、ピンクと白のぼかしの練りきり。春色です
「灯りをつけましょ~♪」のイメージでしたが、よくみたら、桜模様!てっきり、桃や梅だと思ってました。
中はこしあん。
お茶とのセットで¥550。テイクアウトだと、¥270だったかな。
特別に?、桜湯もサービスしていただいて。すっかり、雛まつり気分。
この日は、東京国立近代美術館の帰り道。
ここも好きな美術館のひとつ。
熊谷守一展(2017年12月1日~2018年3月21日)をみたくて行ってきました。
作品点数がとても多くて、見応えありすぎ! 少年時代から晩年の作品をずらりと展示。
やはり、戦後のシンプルな画風がすきかな。ミナ・ペルホネンのような、かわいらしさです。
常設展もいいですよ。いついっても、知っている、みたことがある作品に必ず出会えます!
皇居のお濠を一望できる「眺めのいい部屋」なども魅力的なのですが・・・ここも好きな場所。
屏風などを展示するお部屋といっていいのかな。 ゆったりと展示されている作品と中央にある籐椅子。
暗闇の中に作品が浮きあがるよう。舞台をみているようです。 このシックな感覚にいつもうっとり
名作ぞろいなのに、いつも行列になるほどの混雑じゃないのが不思議。
しいて不満といえば、館内に休憩するカフェがないことかな。ミクニのレストランがあるけど、入れた試しがありません!ティータイムもないし。 こんなに大きい美術館なのに、こんなサービスって・・・なんでー? 上野と全然違う!
と、思いながら、この後は工芸館へ。
明治43年(1910年)に建築された、旧近衛師団司令部庁舎。国の重要文化財です。
展示室がある2階。
照明や窓、階段など・・・あぁ、すてき。
この椅子は、黒田辰秋によるもの。
どっしり、しっかりした造り。
大人3人(4人?)座ってもびくともしない重厚さ。そして、なめらかな曲線。
黒田作品に直に触れることができる貴重な椅子です。
九段下の駅に向かう途中、こんな建物を発見。
風向計?
方角が「東西南北」、漢字です。
きっと、明治のものだと思うのだけど・・・よくぞ残ってましたね。
何年も何十年も、かわりゆく東京をみてきたのでしょう。
宝来屋
東京都千代田区九段南2-4-15 TEL 03-3261-4612 休:日