六本木ヒルズの地下鉄改札すぐのエリア、ノースタワーのB1Fがいつのまにかリニューアルしていて。お菓子屋さんがいっぱいでデパ地下みたいです!
一角にある「菓子の記録帖」は「後世に残したい日本の菓子」をコンセプトに全国のお菓子を集めたセレクトショップ。ここでみつけたのが「松島こうれん」。
日本三景の1つ、宮城県松島町の銘菓で、創業はなんと1327年 700年近い歴史を持つ老舗中の老舗のお菓子です。一子相伝の受け継がれているという伝説のようなおせんべいやさん、一度行ってみたいと思いつつ、なかなか機会がなく・・・と思っていたところ、まさか六本木でお会いできるとは!
木箱風のしっかりした紙箱に納められていましたよ。
ササニシキを粉末にしてうすくかるく焼きあげたおせんべい。1枚1枚、手焼きしているそうです。お米の風味も感じられて、パリッとしてるけどすっと溶けていく優しい口当たりです。
昔むかし、親同士が約束した縁組で出羽(今の秋田)の象潟から娘が嫁入りした娘がいましたが、夫となる息子はすでに病気で他界。しかし娘は実家には戻らず、松島で義父母に尽くしたといいます。娘は出家し「紅蓮」(こうれん)を名乗り、観音様にお供えされたお米でせんべいを焼いて村の人々に施したと言われています。美しいお話ですね
現代では考えにくいですが・・・でも、紅蓮の清い心に心持ちを改めていただくことにします
松島こうれん 2枚入り×10袋、¥1490
宮城県宮城郡松島町松島字町内82 TEL 022-354-2696