「安納いも」
由来など
さつまいもが琉球より伝来してから310年の歴史ある種子島。太平洋戦争後,戦地から兵隊さんが持ち帰った芋苗をこの島の安納地区で栽培されたのが「安納いも」の始まりと言われる。
平成10年度には在来種から県が選抜した「安納紅」,「安納こがね」が品種登録され,島内では年々面積が増加している。主に焼き芋や蒸し芋で食べられ,肉質が粘質で大変甘いさつまいもである。
作物の特徴・特性
調理すると肉食は鮮やかな濃い黄色で,ねっとりとした食感と甘さが特徴で,焼いても蒸してもおいしい。
外観は,「安納紅」が紅色に対し,「安納こがね」は淡い黄色である。
料理法など
主に焼き芋や蒸し芋
栽培カレンダー ○:は種,■:収穫
品目名 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
安納いも ○○○ ○○○ ○○○ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■
*http://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/dentou/annou.html より
「安納いも-あんのういも」
【生産地】種子島
【特徴】形状は紡鐘形~下膨れ紡鐘形、皮色は褐紅色で肉色は黄。を加えると果肉は鮮やかな濃い黄色になる。
【食味】肉質が粘質でねっとりとした食感。大変甘い。
【料理】焼き芋、蒸し芋。
【来歴】第二次世界大戦後まもなく、スマトラ島北部のセルダンという地域から1人の兵隊さんが持ち帰った甘い芋の苗を安納地区で栽培したのが始まりとされる。種子島は約310年琉球より伝来した「薩摩芋(さつまいも)」を栽培していたが、この芋の甘さが評価され、またたく間に種子島の様々な地域で栽培されるようになった。時を経て、1989(平成元)年になると鹿児島県農業開発センター熊毛支場で優良品種の選抜育成が進み、1998(平成10)年に品種登録される際に支場が種子島の安納地区にあったことから「安納芋」と名づけられた。後に一般に蜜芋(みついも)として知られている「安納紅芋(あんのうべにいも)」と「安納もみじ(安納こがね)」という2品種が在来種から選抜され登録された。2013(平成25)年までは登録品種苗として種子島でのみ栽培が認められていて、他の地域での栽培は認められておらず、このことによって、種子島の特産品として広く知れ渡たった。現在でも「安納芋は種子島産でなければ」という人は多い。これは、種子島が太古は海底だったため土壌のミネラルが豊富で、安納芋が本土のものよりも糖度が高く、コクのある味になるためである。
【時期】9月~12月
*https://tradveggie.or.jp/vegetableposts/46-kagoshima#index_LYM_x0ZK より
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