第105回 2015年10月20日 「使いやすく 美しく 器を極める~島根 出雲地方の焼き物~」リサーチャー: 牧瀬里穂
番組内容
使いやすく、かつ美しい「用の美」の作風で、ふだん使いの器を作ってきた島根県・出雲地方。話題の陶製の「蒸し器」は、食材本来の持ち味を逃がさないスグレモノ。独特の楕円形のフォルムが、蒸気をムラなく行き渡らせ、ふっくら蒸し上げる。油をひかなくても焦げ付かない絶品の目玉焼きを手軽に作れる、愛らしい「エッグベーカー」。どんな種類の花も美しく引き立てる「花瓶」など、出雲地方の器の魅力と職人の技に牧瀬里穂が迫る
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201510201930001301000 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
「蒸し器」
饅頭蒸器は、出雲に昔ながらに伝わる雪の多い地方ならではの器、お茶が身近にある暮らしに寄り添った器として、出西窯が大切にしているもののひとつです。
永らく以下のようにご紹介しています。
***
冷えましたお饅頭や蒸し菓子などをこの器に入れて、お湯を沸かしたやかんや鍋に乗せて蒸してください。器のまま、お茶席にお出しくださいますとほかほかと湯気の出るお饅頭をあたたかくお召し上がりになれます。そのままでも結構ですが、椿の葉などをお饅頭の下に敷いて蒸しますと、香りもよく器につきません。
また、お赤飯などをあたためるのにも便利です。野菜などの蒸し料理もおいしくお召し上がりになれます。
***
出雲地方では、上用饅頭をあたためて、お茶席にお出ししていました。見てあたたかく、食べてあたたかい器です。お料理を盛ることを主な使い方としている食器とは少し違った楽しみ方や、美しさがあります。
ほかにも、中華饅頭や焼売などをあたためるのにも便利です。
*https://shussai.net/items/6010b44c243860371b37d4e5 より
「エッグベーカー」
湯町窯(ゆまちがま)のエッグベーカーがあれば、魅惑の“半熟目玉焼き”がお手のもの。でも、陶器でありながら直火使用がOK、さらにそのまま食卓へ運んでうつわとしても使える優秀さは、目玉焼き専用にとどめておくにはもったいない。
*https://discoverjapan-web.com/article/56647 より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます