「清左衛門地獄池」
平成の名水百選は、全国で162点の応募の中から100地点選定され、神奈川県では本市の清左衛門地獄池が選定されました。
南足柄市は「金太郎のふるさと」として知られ箱根外輪山東山麓には湧水群や自噴井戸群が広がっています。この地域を代表するのが良質で豊富な水量を有する「清左衛門地獄」の湧水で主に工業用水として利用されています。
また、地元住民による周辺環境の整備活動が活発に行われていて、池を巡る散策路や池の水を利用した高さ5mの滝など湧水公園が整備されています。
この湧水は、昔、昔、この地域が水不足で農地が荒れていたが、清左衛門という人が水源をさがしにここまで来ると乗っていた馬もろとも地中深く落ちこんでしまいました。そして、そこから勢いよくたくさんの水が湧き出し、村人は飲み水、水田の用水に困らなくなり、それからは土地の人が行って「清左衛門」、「清左衛門」と呼ぶといっそう勢いよく水が湧き出してきたという話が伝わっています。
*https://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kurashi/gomi/kankyou/meisuinomachi/1343_1502.html より
水質・水量
1日の湧水量:約1・3万トン
由来・歴史
狩野地域に伝わる伝説によると、昔、清左衛門という人が水源をさがしにここまでやってきたところ、乗っていた馬もろとも地中深く落ちこんでしまった。するとそこから勢いよく水が湧き出し、その後、土地の人がそこへ行って「清左衛門」、「清左衛門」と呼ぶといっそう勢いよく水が湧き出し、池ができたということだ。
水質保全活動
狩野水利組合は、毎年総会のとき講師を招き水に関する研修会を開催し、南足柄の水、清左衛門地獄池の湧水、市内を流れる河川などの知識を高め、この通水池の保全活動の参考としている。また、湧水池の周辺の井戸の地下水位を定期的に観測し地下水の状況や変化を記録するとともに、地域の水環境の保全に努めている。
周辺の自然環境-良質で豊富な水が確保できるため、昭和初期から、写真フィルムメーカーの工業用水として利用されている。また、水の保全に関する地域住民の意識が高く、ボランティア団体などによって、人々が親しみやすい環境に整備されている。
利用状況-箱根外輪山が育んだ湧水はフィルム製造に最適な水であり、昭和9年フィルム工場が建設され、フィルム産業の発祥の地となり、本市の産業振興の発展はもとより日本が世界に誇る企業の誕生となった。
この湧水は、単に水環境の保全に寄与するだけでなく、その利用状況においても歴史的な工業用水の活用形態となっている。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=24 より
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