「伏見稲荷寿司」
「稲荷寿司」
稲荷寿司(いなりずし)は、甘辛く煮た油揚げの中に、酢飯を詰めた寿司の一種。「お稲荷さん」「お稲荷」「いなり」などとも呼ばれる。
概要
袋状に開いた油揚げを甘くあるいは甘辛く煮付け、寿司飯をそのまま、あるいはニンジンやシイタケなどの具材を煮込んで混ぜた寿司飯を詰める一種の印籠寿司である。稲荷神社の稲荷神は商売繁盛と共に豊作の神様であり、米を使用した俵型の稲荷寿司につながる。一般的には米俵を模した俵型(円筒に近い直方体)に仕上げる。
味がしっかり油揚げに染み込むようにひっくり返し煮込み、ひっくり返したまま中身を詰めるもの、油揚げの表面を炙ったもの、三角油揚げを用いて三角形に仕上げるものなど、地域によって異なる(後述)。
いわゆる高級な寿司屋ではあまり見られないが、回転寿司を含む庶民的な店やテイクアウト専門の寿司屋では人気の安価な食べ物である。商店街などにある総菜店やスーパー、コンビニエンスストアでも定番商品となっており、家庭で作るなど行楽の弁当などにも良く登場する。
歴史
稲荷寿司に関する最古の史料として江戸時代末期に書かれた『守貞謾稿』があり、
天保末年(旧暦1844年、新暦1844年2月~1845年1月)、江戸にて油揚げ豆腐の一方をさきて袋形にし、木茸干瓢を刻み交へたる飯を納て鮨として売巡る。(中略)なづけて稲荷鮨、或は篠田鮨といい、ともに狐に因ある名にて、野干(狐の異称)は油揚げを好む者故に名とす。最も賤価鮨なり。尾の名古屋等、従来これあり。江戸も天保前より店売りにはこれあるか。
と記載されている。
『天言筆記』(明治成立)には飯や豆腐ガラ(オカラ)などを詰めてワサビ醤油で食べるとあり、「はなはだ下直(げじき-値段が安いこと)」ともある。『近世商売尽狂歌合』(1852年(嘉永5年))の挿絵には、今日ではみられない細長い稲荷ずしを、切り売りする屋台の様子が描かれている。
本来、稲荷神は狐ではないが、江戸時代に俗信で同化された。これにより、稲荷神の神使である狐の好物が油揚げであるという言い伝えから、「稲荷寿司」の名がついたともされている。
各地の稲荷寿司
稲荷寿司の別称には、上記の『守貞謾稿』にも記載がある「しのだ寿司」、きつね (麺類)と同様に油揚げを用いることから「きつね寿司」、狐の鳴き声の擬音語から「こんこん寿司」、単に「揚寿司(あげずし)」などがある。また、昆布巻きのようにかんぴょうで結んだタイプもある。
関西
五目稲荷ともいわれ、酢飯のみで作ることは稀で、通常は椎茸や人参、ゴマなどの具材が入る。関東の俵型に対し油揚げを対角線に切った三角形に作るのも特徴である。
*Wikipedia より
「伏見稲荷寿司」は京都府伏見区のご当地グルメ。
「おいなりさん」の名称で、神社の名前とともに有名ないなり寿司。甘く炊いた三角形のアゲに、黒ゴマとごぼうが入った寿司めし。三角形のいなり寿司は、この伏見が発祥の地と言われます。
現在では梅稲荷、カレー稲荷などさまざまな具材を入れたものが販売されています。
*https://b9navi.com/%e4%bc%8f%e8%a6%8b%e7%a8%b2%e8%8d%b7%e5%af%bf%e5%8f%b8/ より
袮ねざめ家 京都府京都市伏見区深草稲荷御前町82-1
*https://fushimiinari-guide.com/nezameya-inarizushi/ より
伏見さん(伏見稲荷)へ行くときは、お土産に買って帰るか、きつねうどん・そばとセットになったものを駅前のお店で食べたりよくします。
通っていた大学の近くなのに、在学中はあまり行かず、卒業後になってから度々訪れています。
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