旬:12~3月 100年を超える歴史と、豊かな海がもたらす味わいが自慢
プライドストーリー:漁場の特性を生かす技術と、養殖・加工方法にこだわり抜いた逸品
全国ベスト10に入る生産量を誇る岡山のりは100年を超える養殖の歴史を持ち、古来、竹、そだ(細い木の枝)等を浅海に設置し、のりの胞子を付着させ、成長させる「ヒビ建て養殖」が行われていました。
その後、海底に支柱を建てて、それに網を張る「支柱式養殖」へと移り変わり、現在では技術の進歩により支柱の届かない沖合の漁場でも網を浮かべて養殖できる「浮き流し養殖」によって、毎年約2億枚に及ぶのりが生産されています。
岡山の海には3本の大きな川が流れ込み、そこからもたらされる豊かな栄養によって瀬戸内でも特に自慢のできる多くのおいしい魚介類が水揚げされていますが、のりはその中でも豊かな漁場の恩恵を最も受けている岡山自慢の産品です。
岡山ののり生産者はこの漁場特性を生かし、海面での育成養殖から刈取後の乾のりへの加工に至るまで味にこだわり、おいしいのりの生産を常に心がけ、「ほんに良い味岡山海苔」の製造に努力することで、瀬戸内の中でもおいしいのりとして評価されてきました。
岡山のりとして最もおいしくて柔らかく艶やかで口どけがいいのは、その年最初に刈り取られる「一番草」です。シーズン最初の入札会で最高の等級を得た新のりに限定して「新の頂」(しんのいただき)として加工します。それは、そののりが最高品質であることにとどまらず、のりを育てた漁業者、加工した年月日、品質の等級まで完璧にトレースできる安心を備えているのです。
水揚げ漁港や漁法:犬島周辺と水島灘の漁場を中心として、
県内13もの漁協が「浮き流し法」で生産。
岡山県東部の備前市日生町から岡山市の吉井川・旭川の河口域、倉敷市の高梁川の河口域を経て笠岡市沖の島嶼部まで、県内13漁協で海面に養殖セットを浮かべる「浮き流し法」によって生産しています。中でも、岡山市から香川県の小豆島に向かうフェリー航路の東西に広がる「犬島周辺漁場」と瀬戸大橋の西に広がる「水島灘漁場」は、県内の生産量のおよそ8割を占める大きな漁場となり、高品質ののりを産出。「ほんに良い味岡山海苔」の魅力と生産の様子を動画にしておりますので是非ご覧ください。
*プライドフィッシュHP より
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