「おかひじき」
【産地】村山・置賜地域
【特徴】海岸に自生するアカザ科の一年草。形が海草のひじきに似ていることから「おかひじき」と称される。全国でも山形県南陽市がおかひじき発祥の地とされている。
【食味】独特のシャキシャキとした食感が楽しめる。
【来歴】江戸時代初期に最上川を利用して内陸に伝えられ南陽市で栽培されたのが始まりである。昭和50年代から首都圏市場への出荷が始まった。
【時期】旬は5月頃、ハウス物は3月下旬~11月上旬
*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e2%80%9506-%e5%b1%b1%e5%bd%a2/#i-12 より
オカヒジキ(おかひじき):旬の時期と主な産地
■オカヒジキ(おかひじき)の特徴と産地
●アカザ科オカヒジキ属の一年草 (英)Salt-wort (仏) Salsola
オカヒジキはヒユ科(書籍によってはアカザ科とするものもある)オカヒジキ属の一年草で、日本全国の日当たりの良い海岸の砂浜や砂礫地、塩生地等に自生しています。葉の様子が海藻のヒジキに似ている事から、おかに生えるヒジキと言う意味で「おかひじき」と名付けられました。また、別名で「ミルナ(水松菜)」とも呼ばれています。これも見た目がよく似ている海藻のミル(海松)が由来のようです。
近年では天然の物は秋田や鳥取など各地でその数が減り、絶滅が危惧されている状況にあります。
オカヒジキは栽培もされており、流通している物のほとんどはこうした栽培物です。
また、イタリアの高級食材で知られるアグレッティとよく似ていて、同じアカザ科の植物ですが別属にあたるようです。
●オカヒジキは山形県の伝統野菜
オカヒジキは東北地方などでは古くから食用として自然に浜などに生えているものを採っていたようですが、栽培の始まりは江戸時代初期。庄内地方の浜で採れた種が船で最上川を上り、船着き場の砂塚村(現在の山形県南陽市)で植えられ、発祥の地となったとされています。現在も山形市と米沢市ではオカヒジキの栽培が行われ、山形県置賜(おきたま)地方の伝統野菜として扱われています。
現在では、山形県に限らず、各地で栽培されるようになり、一般のスーパーなどにも並ぶようになりました。九州では福岡県古賀市で、秋から翌春まで出荷されています。
●オカヒジキは基本的に無農薬
オカヒジキの栽培は春から晩秋にかけて数回に及び収穫されていますが、他の野菜には害虫などが付きやすいのに対し、オカヒジキには虫が付かないそうです。なので、通常栽培においては農薬を使わないのが一般的との事です。店頭に並んでいる物はほとんど無農薬栽培された物と言う事です。安心して食べられますね。
■オカヒジキが美味しくなる旬の時期
●天然物や露地栽培のオカヒジキは春が旬
4月中旬から5月にかけてですが、栽培技術が進んでおり、パック詰めされたものが通年流通しています。
●栽培されているオカヒジキの収穫時期
伝統野菜として栽培出荷されている山形県では4月から10月頃にかけて数回に分けて収穫されています。
九州の福岡県古賀市では、9月頃から始まり、翌3月頃まで収穫されています。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/okahijiki.htm より
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