うまいッ!「辛くないのが魅力!万願寺とうがらし」 2012年09月02日
番組内容
「小さくて辛い!」イメージのとうがらし。でも、京都府舞鶴市で生産される万願寺とうがらしは大きさ15センチ。肉厚でジューシー、辛くないのが魅力だ。京料理に欠かせない食材で、形の美しさも重要。農家は「曲がり」を少なくしようと、ハウスの温度管理や水やりに細心の注意を払う。また、産地では新規就農者と地元が協力し、万願寺とうがらしを通じ、耕作放棄地の解消に乗りだしている。今が旬の京野菜の魅力に迫る。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201209020615001302100 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
「最上の万願寺とうがらし」
大型肉厚でタネが少なく甘いトウガラシ、それが〝万願寺甘とう〟です。
トウガラシなのに全然辛くないので、子どもからお年寄りまでどなたにも安心して召し上がっていただけます。また、辛味果が一切ないため料理店やレストランでも安心してご利用いただけます。
今から百年前の大正時代、京都府舞鶴市万願寺で生まれた万願寺とうがらしの原種は、地元の住民たちの間で「おいしい」と評判になるも栽培がとてもむずかしく、ごく限られた地域の農家で自家野菜として栽培されるのみでしたが、台木の発見による継木栽培や育種、独自の工夫を加えた土づくりや防除など、産地をあげての努力と熱意の結果、現在では夏の京野菜を代表する逸品として全国に出荷されています。
〝万願寺甘とう〟は、京都府北部〝丹の国(にのくに)〟の舞鶴市郊外、古刹〝満願寺〟のある万願寺地区が発祥です。
伝統野菜の「伏見とうがらし」と日本海を経由して伝わったと思われる古いアジア系品種などとの自然交雑から生まれたのではないかと考えられています。歴史ある京野菜のなかで百年そこそこの新参者ながら、素焼きにしただけの〝万願寺甘とう〟は、京のおばんざいの夏一番の人気の一皿です。
万願寺とうがらしという呼び名は、大型の甘トウガラシの代名詞として全国的に広く知られるようになりました。
しかし、由緒正しい伝統を受け継ぐ〝万願寺甘とう〟を栽培するのは、京都府内でも発祥地の舞鶴市および綾部市と福知山市の一部を加えた地域のみに限られています。
固定種にこだわり、採種から選果まで大切にていねいに営々と栽培されている京都丹の国特産の地場野菜なのです。
京都府北部〝丹の国(にのくに)〟は、海の京都とも呼ばれるように京都府にあって日本海に面し、母なる川=由良川を海風が駆けのぼることで、冬と夏、昼と夜の寒暖差を生み、海と山がもたらす厳しい気候がおいしい地産品を育む美食のふるさとです。
舞鶴・万願寺
万願寺甘とう発祥の地 京都府舞鶴市万願寺
古刹『満願寺』は、比叡山の大法師弁円が鎌倉時代に創建して『十一面観音菩薩』を彫り、堂を建て本尊に収めた寺で、かつては惣門があり七堂伽藍で荘厳を極めた大寺でした。近年、創建期からの遺構が発掘され、また、河北省磁州窯で作られたとみられる、宋代の稀少な壼の破片も出土しました。
イケメン万願寺甘とう
〝万願寺甘とう〟は、大型の甘トウガラシの中でも、シュッとして細長く、肩がくびれて全体に少し湾曲し、鮮やかな濃緑色で艶と張りがあり、凛として清々しい容姿が特長です。
生産者は細かく定めた選別基準に沿って「秀」「優」「良」の三ランクに選果し、選果された〝万願寺甘とう〟は協同の検品場に持ち込まれ、最終検品を経て、基準をクリアしたものだけが〝万願寺甘とう〟のブランド使用を許されて出荷されます。
GIについて
〝万願寺甘とう〟は、2017(平成29)年、京都で初めてGI(地理的表示)に登録されました。
GI(地理的表示)とは、地域で長年培われた生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により、高い品質と評価を獲得した産品を国が知的財産として認定・保護する制度〈地理的表示保護制度〉のことです。
品質などに国からお墨付きをいただいた産品として〈GIマーク〉が表示され、消費者は安心して購入することができます。
*http://amatou.kyoto/about より
https://blog.goo.ne.jp/admin/editentry/?eid=c7ba599a2be536403dedfbcf6ffb3972&sc=c2VhcmNoX3R5cGU9MSZsaW1pdD0xMCZzb3J0PWRlc2Mma2V5d29yZD0lRTQlQjglODclRTklQTElOTglRTUlQUYlQkEmcD0x こちらもご参考に
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