【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(関東信越国税局)】
〈長野〉 大雪渓/大雪渓酒造
お酒造りへの想い
♪世間に銘酒は数あれど、こいつの旨さは天下一、今宵、しみじみ味わうは、信州育ちの大雪渓!(転調)通の酒だよ辛口さ、ずっしりこたえるこの旨さ男が好む男の酒は、大雪渓! ♪
これは、昭和50年頃ラジオ用に制作された当蔵のCMソングです。(なんと軍歌調)
当時、名の知れた男性ボーカルグループ「ボニージャックス」が歌い、作曲はいずみたく先生だったか、作詞者共に定かではありません。
時は流れ、世間の皆様はもちろん、当蔵でもこれを知る者は蔵元家族のみ。
今や「男の酒」などという表現は通用しないくらい女性の皆様にも日常的にお酒を嗜んでいただける時代となりました。
♪通の酒だよ 旨口よ、スッキリ爽やかもう一杯安曇野育ち やっぱり旨い、大雪渓!♪
現在、蔵元の食卓では、<老若男女混声ボーカル>でこんなふうに合唱しています。
やっぱり旨い!!" について
これは、大雪渓のお客様から度々頂くこの上なく有難く嬉しい、お誉めの言葉です。
1)「ここ安曇野の米と水にこだわり、地元の皆様に愛される酒をより旨く」
当蔵では、お求め易いお酒の品質向上にも力を入れております。
大吟醸等、高価な酒は旨くて当然。
「上撰・蔵出し」などの定番酒が旨い。
だから大雪渓の他の酒も「当然、やっぱり旨い!」と言っていただけるのでしょう。
2)長い歴史の中で、皇室献上酒の栄誉を賜り、
最高金賞等、お蔭さまで数々の輝かしい受賞を重ねて参りました。
そして「さすがだね。やっぱり旨い!」のお言葉も重ねていただけるのだと思います。
味を受け継ぎ、伝えていく
歴代の蔵元、杜氏に脈々と伝わる大雪渓の酒造りの精神
酒質へのこだわり、地道な研究や努力の差は、5年後10年後には歴然と現れる。
コストがかかっても、良い酒、旨い酒を探求し続け、毎年新たな気持ちで臨みたい。
その精神は、ずっと変わることなく「大雪渓」の酒の中に息づいています。
昔おじいちゃん、おとうさんが晩酌で呑んでいた酒と同じ香り・味がするどこか懐かしい酒~
信州大学の日本酒研究会の学生さん方が毎年来蔵してくださいます。
初めて「大雪渓」を飲んでみたら、日本酒って、こんなに旨いものなの?
という若者からのお言葉を頂き、嬉しい限りです。
きっと、この懐かしさを感じていただけたに違いありません。
味を受け継ぎ、伝えていく 味を受け継ぎ、伝えていく
日本食文化の中の日本酒
世界中の数ある酒"の中で、最も複雑な製造工程と最も高い製造技術を要するのが日本酒です。
海外の方々が、稲の苗から稲穂、米粒から透明で黄金色に輝く日本酒を想像することはとても難しいことでしょう。酒造りは、私たち日本人が世界に誇れる素晴らしい伝統文化です。
そして「さすがだね。やっぱり旨い!」のお言葉も重ねて頂けるのだと思います。
「やっぱり旨い!」とお客様からの声を背負い酒造りへの責任と覚悟、また誇りを胸に大雪渓では、一粒一滴(ひとつぶ ひとしずく)を愛と感謝、それに誠心を込め大切に育てています。
そして蔵元一同、今日もまたこれからもお客様の笑顔を頂くための努力を惜しむことなく重ねて参ります。
当蔵の歴史
創業は明治31年(西暦1898年)
北アルプスの銀嶺の下、豊富な湧き水と広大な安曇野の穀倉地帯で古くは「桔梗正宗」(ききょうまさむね)、「晴光桜」(せいこうざくら)の銘柄で親しまれてまいりました。その頃は「池田醸造合資会社」という社名で、下の「晴光桜」のラベルにも記載されているのですがお分かりになりますでしょうか?
戦後(昭和24年)、「大雪渓」と改めて銘名。昭和28年には全国新酒鑑評会にて最優秀賞に輝き、当時の皇室献上酒にも選ばれました。当時の杜氏・花岡壽金司は昭和41年に黄綬褒章を受けています。
桔梗正宗ラベル 晴光桜ラベル 晴光桜・復刻版ラベル
大雪渓の名前の由来
「大雪渓」という銘柄は、日本の三大大雪渓の一つが白馬岳にあることから、その絶景に因んでつけられました。当蔵の定番商品「上撰」「蔵出し」にはその雄大な大自然の航空写真を使用しております。
また書体は当蔵にゆかりのあるアララギ派歌人「岡麓」(おか・ふもと)氏によるものです。
岡麓氏は正岡子規の弟子であり、当社の先代の社長である薄井計雄の師匠でもありました。「大雪渓」の書体は岡氏が終焉の地である薄井家で筆を執ったものです。
大雪渓酒造株式会社 長野県北安曇郡池田町大字会染9642-2
ラインナップ
「大雪渓」大吟醸山田錦無濾過生原酒・純米大吟醸・雪中育ち アルプス吟醸生酒 など
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