「トイモガラ」
由来
栽培起源は不明だが,明治時代から継承栽培されている。
ハスイモの葉柄(ずいき)のことを鹿児島ではトイモガラと呼んでいる。
日陰でよく育ち,葉は一見さといものような形をしているが,根から葉先まで青々としているのが特徴で,茎に包丁を入れるとスポンジのように空気を含んだ無数の穴が通っている。
太い割にもろいトイモガラを人に例え,見かけだけで心身共にもろい役立たずの人を鹿児島では「いもがらぼくと」と呼んでいた。
野菜の不足する夏,生でよし,煮てもよし,独特のシャリ感のあるトイモガラは根強い人気がある。案外「いもがらぼくと」もそのような存在だったのかもしれない。
作物の特徴・特性
生育等は,さといもと同じ,長いもので1.8m位伸びる時もある。年柄によっては花が咲くこともまれにある。
収穫を間違えると苦い。午前中早い時間に収穫。
味や料理法
料理は,皮を必ず剥く。
刺身のつま。キュウリ等を合わせて酢の物。
適当に刻み味噌,醤油汁。煮染め「どんな材料と合わせても良い味がでる」。
鶏(かしわ)汁に最適。ソーメンと煮込み汁。
栽培カレンダー
*http://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/dentou/toimogara.html より
「トイモガラ」
【生産地】姶良町など
【特徴】ハスイモの葉柄(ずいき)のことを鹿児島では「トイモガラ」と呼んでいる。外観は一見、里芋(さといも)のような形をしており、長いもので1.8m位まで伸びるものもあるが、根から葉先まで青々としており、茎に包丁を入れるとスポンジのように空気を含んだ無数の穴が通っているのが特徴である。年によっては花が咲くこともまれにある。日陰でよく育つ。午前中早い時間に収穫する。収穫のタイミングを間違えると苦い。
【食味】野菜が不足する夏には、独特のシャリ感のあるトイモガラは根強い人気がある。味は淡白でクセがなく、食感を楽しむ。
【料理】生食でも煮ても良いが、必ず皮をむく。刺身のつま。キュウリ等を合わせて酢の物。適当に刻んで味噌,醤油汁、煮染め、鶏(かしわ)汁、煮込み汁などさまざま料理に合う。
【来歴】詳細は不明だが,明治時代から継承栽培されている。鹿児島では、見かけだけで心身共にもろい役立たずの人を鹿児島では「いもがらぼくと」と呼んでいた。
【時期】6月
*https://tradveggie.or.jp/vegetableposts/46-kagoshima#index_OZ2rwYG2 より
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