「023 瓦食器」
目線をさげて器として石州瓦を知ってもらいたい
瓦を食器として活かせないか
そんな想いから「瓦のうつわ」が生まれました。
鬼瓦を造る鬼師の技術が活かされます。
釉薬の具合、窯の温度によっても色合いが変化する均一でない顔が魅力です。
家を守る瓦が食卓にある面白さ瓦のうねりを活かします。
亀谷窯業-かめだにようぎょう 島根県浜田市長沢町736番地
石州瓦とは
石州の青い海辺にたたずむ小さな漁村の赤い屋根、
緑の山陰にひっそりと静まりかえる農家の赤屋根、
それらが日の光に輝いて石見の風景を彩っている。
石見に住む若者には見慣れているこの赤い屋根も旅する者にとっては石見を感じさせる珍しい風物の1つである。
この石州瓦は江戸時代、石州和紙、石見丸物、干鰯、長浜人形をならんで石見の特産品だった。
これら特産品は北前船によって諸国の人々の目にふれることになり、ことに石州瓦は、いて(凍害)に強く、寒い地方では重宝されたとある。
本来待瓦は水5割に対し来待石を粉砕したモノ5割で調合し施釉するところ、サビ瓦は水8割に対して来待石2割の釉薬を施釉いたします。仕上がり具合は淡い赤褐色。
ガラス質の被膜を形成する来待石の割が少ないため、光沢が静かで淡く沈んだ風情のある色合い錆を帯びる様を形容して「サビ瓦」と称されました。
かつては、この地方においてもかなりの数が生産された時代があり、現在残る古い石州の「赤瓦の町並み」の赤瓦がこれにあたります。
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