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<日本酒メーカー> 栃木 小林酒造

2024-08-30 07:24:26 | 日本酒

 「小林酒造」

 小林酒造株式会社(こばやししゅぞう)は、栃木県小山市卒島にある日本酒メーカーである。吟醸酒を中心とした酒づくりをしており、「鳳凰美田」の銘柄で知られる。

 沿革

 現在の小林酒造は、1872年4月1日(明治5年)に小林米造によって丸越酒店の名で創業された。第二次世界大戦中から戦後まもなくは酒造りを中止して酒販店として経営を続けたが、1954年に操業を再開し、1955年に社名を小林酒造と改める。戦後は主に秋田県の大手酒造メーカーの下請けとして日本酒づくりを続け、最盛期には年間1000石もの生産量を誇ったが、日本酒のブームが下火になるにつれて下請け仕事は減少の一途を辿っていた。

 そんな中、5代目の小林正樹が東京農業大学農学部を卒業後、都内の醸造試験所で2年間の修業を経て1992年に小林酒造を継いだ。この時の小林酒造は家族以外の従業員は2人のみであり、年間生産量は最盛期の10分の1に近いわずか120石、正樹自身この時の小林酒造について「県内で一番小さな会社だった」と述べている。経営状況についても「廃業寸前でした。それくらいひどいスタートだったんです」と述べている。小林酒造に入社した正樹は生産方針を大きく変え、1994年に「鳳凰美田」を発売、1995年には普通酒や本醸造を製造せず吟醸酒だけを製造するようにした。正樹の妻・真由美は岩手県の酒類総合研究所に指導官として勤めていた経歴があり、彼女の協力のもと改革を進めていったという。真由美はその後2023年1月時点でも醸造責任者を務めており、正樹は彼女の酒造りを「センスも良いし、神(かみ)ってる」と高く評価している。また、社長である4代目・小林甚一郎は「先代の父は私の言うことを聴いてくれず、苦労した」という理由から「新商品の企画は専務(小林正樹)に任せっきり」と述べており、正樹に裁量を与えたことが結果的に成功につながったと振り返っている。2004年、2005年には目標としていた全国新酒鑑評会で金賞を獲得した。

 2014年には栃木県栃木市内の惣社東産業団地に第2工場を新設し、吟醸酒をベースとしたフルーツリキュールの生産工場として稼働させている。リキュールの生産能力は新設前の倍となる400,000リットルであり、本社工場は日本酒づくり専門となる。

 2022年5月には第3工場「飛翔蔵」が竣工した。飛翔蔵は清酒づくりに特化しており、小林酒造全体としての清酒生産能力は竣工以前の2倍となる年間800,000リットルとなった。それに伴って本社工場では醸造タンクを従来の金属製のものから木桶に置き換えており、伝統的な酒造りへの回帰を目指している。

 製造
 日本酒づくりに使用する米は山田錦をはじめとした酒造好適米である。すべて契約農家から仕入れており、栃木をはじめ全国の農家数百軒と契約をしている。仕込み水には思川の伏流水を使用。小山の水は硬水であり、酵母が発酵しやすいという。酵母は栃木県酵母を中心に何種類かをブレンドして使用しているほか、ワイン酵母を使ったユニークな酒造りにも挑戦している。

 商品
 「鳳凰美田」「鳳凰金賞」「美田鶴」の3種類の日本酒を作り分けているほか、果実と日本酒を使ったリキュール、日本酒ベースのスピリッツなどを製造している。

 小林酒造 栃木県小山市卒島743-1

*Wikipedia より

 代表銘柄

鳳凰美田 碧判 純米吟醸 無濾過本生

冬季限定となる極少量生産の『碧判』(あおばん)

鳳凰美田の新酒の中でもマスカットのようなタッチを基調とした吟醸香に、新酒ならではのフレッシュ感、青リンゴやベリーを連想させる瑞々しい香りやジューシーな酸味などの彩りを重ね合わせた純米吟醸酒。

原料米には山田錦や五百万石を使用しており、仕込まれる醪(もろみ)の中から「碧判」にふさわしいバランス、クオリティを表現できる醪を選抜して造られました。

明確な品質目標のため「鳳凰美田」では数少ないブレンドを行っております。

原料米 : 山田錦、五百万石
精米歩合 : 麹50%、掛55%
アルコール分 : 16〜17%


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