第102回 2015年9月22日 「斬新!丈夫!挑戦する漆~秋田 川連漆器~」リサーチャー: 水沢エレナ
番組内容
これが本当に漆器なの!?カラフルでシャープなストライプが際立つイタリアン・デザインのおわん。鋳物のようでも銀器のようでもあるしゃれたカップ。今、秋田の川連(かわつら)漆器が、魅力的な器を次々と誕生させている。川連は800年の歴史を誇る東北漆器界の雄。その特徴は、独特の工法が生み出す丈夫さにある。質実剛健なふだん使いの器から、モダンでスタイリッシュなものまで、変幻自在な漆の里の魅力を水沢エレナが紹介
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201509221930001301000 より
1.利山 LI-ZAN
カラフルでシャープなストライプが際立つイタリアン・デザインのお椀 「kawatsura SHIーKIコレクション」は、利山の熟練職人とイタリアで活躍するデザイナーとのコラボレーションによって実現したものです。
利山 LI-ZAN 秋田県湯沢市川連町上平城2−5
2.「たなごころ」「ひとさじ」(佐藤善六漆器店)
介護施設から「汁物を入れてもおわんが熱くならない」「口当たりが良く、温かみを感じる」と好評の食器。
作ったのは佐藤善六さんです。
お椀や小皿などの器は握力が弱い高齢者でも持ちやすいよう、指をかけるための深いくぼみを周りに付けたのが特徴です。
スプーンとフォークは握りやすさを重視して柄を大きくカーブさせました。
佐藤善六さんは「普通の食器と見分けがつかないデザインになっていので、 介護施設などだけでなく、家庭でも使って欲しい」と話しています。
器は「たなごころ」、
スプーンとフォークは「ひとさじ」のブランド名で販売されています。
佐藤善六漆器店 秋田県湯沢市川連町大舘屋布前6
3.漆工房 攝津
鋳物のようでも銀器のようでもある洒落たカップ。
木は熱を伝えにくいので、ガラスや陶器よりは結露しませんし、手の熱も伝わりにくく、氷が融けにくいという利点もあります。
攝津さんは「漆掻き」を行っています。
去年、仲間を集め、復活させたのです。
「漆を掻く」とは「漆の木から樹液を採取すること」を意味しています。
掻子(かきこ)と呼ばれる職人が、樹液を採るために漆の木に刃物で傷をつけていきます。
すると、木は傷の修復をしようと樹液(漆)を傷口に流します。
それを掻子がヘラで集めていきます。
漆工房 攝津 秋田県湯沢市川連町大舘下山王141−3
*https://omotedana.hatenablog.com/entry/2021/05/23/050000 より
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