2018年9月21日 7:20 御所市楢原(ならばら) 九品寺(くほんじ)北側
みごとに咲いた彼岸花。お彼岸の雨の日。
千体石仏で有名な九品寺の大屋根が見えます。
霧にかすむ葛城山の山裾に咲いた彼岸花
8分咲きくらいかな? あと2~3日で満開。満開の時期は文字通りお彼岸の時期。年により若干ずれます。今年の彼岸の中日は9月23日、ジャスト満開になると思われます。
雨が止んだ直後の彼岸花。
彼岸花だらけの棚田跡。本来は田んぼの畦に植えられていますが、ここは棚田跡がまるごと彼岸花。
黄色い彼岸花。
最近は彼岸花も赤だけでなく、白、黄色、ピンク、オレンジなど色変わりのものも見かけます。
浄土宗の古刹、九品寺
開かれたのは行基菩薩。
立派な本堂の裏には千体石仏。
南北朝のころのもので、時のこの地域の領主楢原氏は南北朝の戦いのとき、南朝に味方していた楠木正成公のため一族を引き連れて参戦しました。その戦いに行くとき、一族は身代わりのため石仏を彫って菩提寺だった九品寺に奉納したといわれているのが、いまに伝える千体石仏だそうです。
続いて一言主神社周辺。奈良県県道39号、通称「山麓線」の周りにさいた彼岸花(パノラマ撮影)
御所市森脇 一言主神社の参道
式内社(名神大社) 葛城一言主神社
参道脇に咲いた彼岸花
参道の周辺は、葛城山の東麓に当たり、棚田が見られます。棚田の高低差で、立体的に見れる彼岸花。
おごろ除けに植えられた彼岸花
彼岸花はこの時期、葉っぱを落としていますので、なおさら赤が映えます。
田んぼの緑と補色関係に近く、補色同士の色の組み合わせにより、互いの色を引き立て合う効果が出ています。
車が入れない細い道の周りには美田が拡がります。
葛城の山からの清水ときれいな空気、恵まれた土壌で栽培されたブランド米「吐田(はんだ)米」はこの地域で収穫されています。
雨でこうべを垂れる彼岸花
一言主神社の森
雨の日は雨の日で風情がありますね。
写真撮影:2018年9月21日
2018年9月26日( HN:アブラコウモリH )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます