富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

ここどこでしょう?駅から見える風景 47

2019年10月29日 | ここどこでしょう?駅から見える風景

 相対式2面2線の地上駅で、改札口は各ホーム独立して設置されています。入場後の上り・下りの移動はできません。区間急行・準急・各停が停車します。ホーム有効長は8両。乗降客は9317人(2017年)です。

ホームに桜の木が...

 

 ホームには大きな桜の木があり、季節になるととても美しく咲き誇ります。

 

 下り側のホームには、柱・屋根のレールが美しいアールを描きます。

 

 駅前が「中高野街道」。下りホームを降りるとお地蔵さんと伊勢灯籠(太神宮灯籠)が目に入ります。

 

 かわいい駅舎の無人駅。

この駅どこでしょう?

〈解答は画面をクリックしてください〉

 

 先ほどの中高野街道にある道標。この道を左に行くと「よしの(吉野)」へ、右に行くと「かうや(高野)」へ行けます。

 

 駅から北北西に500m余りのところに、北條氏一万石狭山藩の陣屋跡があります。

 

また駅の北側に狭山池からの人工の河川、東除川が流れ、明治31年(1898)3月29日に高野鉄道が狭山~長野間を伸延させた時のイギリス積みの煉瓦橋梁(東除川暗渠)が見えます。(2018.3.30.撮影)

「ねじりまんぼ」というねじるような形で積まれているトンネルで、日本に30例位しか残らない貴重な文化遺産です。

 〈写真をクリックすると「ねじりまんぼ」の煉瓦積みが見えます〉

 

 駅から500m足らずで、桜の狭山池。(2019.4.5.池の西側から撮影)

推古天皇の御代(推古24年、616年頃)に築造された日本一古いため池と言われています。

 

大阪狭山市駅は実は4回も駅名を変えた珍しい駅なんです。

明治31年(1898)3月29日に高野鉄道(当時)が狭山~長野間を伸延。

大正6年(1917)1月11日に大阪高野鉄道(当時)が仮駅として「半田」駅を設けます。

大正6年(1917)7月5日に「河内半田」駅と改称の上、一般駅に昇格。

昭和13年(1938)5月1日に南海鉄道(当時)系の遊園地として、「狭山遊園」が開園。

昭和25年(1950)4月1日、南海電鉄が「狭山遊園前」に改称。

平成12年(2000)4月1日に「狭山遊園」が閉園。

平成12年(2000)12月23日、駅名を一般公募して、「大阪狭山市駅」に改称。

なつかしいいろんな歴史が見えてきますね。

 

電車 デコメ絵文字ここどこでしょう?駅から見える風景(45)

撮影日:2019年9月3日ほか

事前に写真を撮って、館内学習で作りました。

2019年10月29日 ( 2019年度富田林百景+ 板谷 武史&林 保夫 )

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ここどこでしょう?駅から見... | トップ | ここどこでしょう?駅から見... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ここどこでしょう?駅から見える風景」カテゴリの最新記事