2021年11月26日 10:30 南河内郡河南町弘川 竜地山弘川寺
本堂横の太い杉の幹。
ちょうど今、紅葉が盛り。
本堂の後ろの杉の巨木と背後の山のもみじ。
西行堂に向かう山道からの本堂。
本尊の薬師如来坐像。宙に浮いているように見える?
鐘楼と護摩堂の間より。
護摩堂の不動明王坐像。
本坊と本堂の間のもみじがきれいな場所。今年はうまくタイミングが合いました。
陽の光を受けて真っ赤に。
得も言われぬ色に染まります。苔の緑ともみじの赤が補色なので際立ちます。
緑から赤に変わっていく色変わりもきれいです。
本堂からの坂を登っていくと、順に西行堂→似雲墳・西行墳、歌碑があります。
そしてさらに尾根沿いを進んでいくと、西行桜山。ここには西行庵や似雲庵があります。
谷筋の紅葉は上から見るので、葉っぱの表が見えて特に鮮やかです。
平安期の終わりに、歌人 西行法師がこの寺を訪れ、庵を結び、この地で入寂したのはよく知られていますが、実際に入寂するまでにここに居たのは1年に過ぎませんでした。
文治5年(1189)弘川寺の座主空寂上人の法徳を慕ってここを訪れ、そしてここに住み、翌年(文治6年)2月16日(旧暦)73歳にて入寂。
麓まで唐紅に見ゆるかなさかりしぐぐる葛城の峰
訪ね来つる宿は木の葉に埋もれて煙立つる弘川の里 西行
遠くにかすんで、大阪湾、茅渟の海が見えます。
西行法師が詠んだ和歌は2300首(現存するもの)。新古今集に94首掲載されています。
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写真撮影:2021年11月26日
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