2024年12月5日 9:08 河内長野市寺元 檜尾山 観心寺
高野山真言宗の遺跡(ゆいせき)本山。また日本遺産『中世に出逢えるまち 〜千年にわたり護られてきた中世文化遺産の宝庫〜』の構成文化財のひとつ。
観心寺ゆかりの大楠公。
中院は楠公学問所で幼少期の楠木正成が龍覚を師としてここで仏道修行をしたといいます。
塔頭は安永年間(1772~1781)に30近くありましたが、今は槙本院と中院を残すのみとなっています。
金堂に至る広い坂道。金堂を含め国宝3点、国重要文化財35点。
天野山金剛寺と並び貴重な文化財が多い寺院。
山門のもみじ。
境内には山号の「桧尾山」の名前にふさわしく桧が多いです。
紅葉の始めは綾錦。その後真っ赤に染まることでしょう。
12月5日の拝観でしたが、今年はまだ気の早いイチョウが散っていず、もみじもこれからさらに赤みを増すようでした。
建掛塔と金堂。開門と同時の早い時間の参拝でしたので、ゆっくりと見ることができました。
金堂横の弁天堂あたりがとてもきれいです。まだ多くは散っていず、2週間ほど遅れているようです。
楠公首塚
天文・天正の古いお地蔵さん
首塚から少し東側に入った墓地の方にあります。
中央のいちばん大きな地蔵さま。
なんと「天文十二年」と読めます。天文十二年は1543年、鉄砲が伝来の年ですね。(諸説あり)
ここは「紅葉銀座」ともいうべき紅葉のきれいなところ。色合いも鮮やかです。
奥河内のお寺は決まって標高200m前後に立地しています。
観心寺:210m、 延命寺:194m、地蔵寺:217m、楠妣庵観音寺:185m、弘川寺:194m、天野山金剛寺:170m。
そして、観心寺:石見川、延命寺:石見川支流、地蔵寺:天見川、楠妣庵観音寺:佐備川、弘川寺:梅川、天野山金剛寺:天野川(西除川)と、お寺の近くに必ず川が流れています。
川の湿度なんかも、紅葉の鮮やかさに関係があるのでしょうか?
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観心寺の紅葉 2023 2023.11.27 撮影:11月23日
観心寺の紅葉2022 2022.11.24 撮影:11月19日
観心寺の紅葉2021 2021.11.29.撮影:11月25日
観心寺の紅葉2020 2020.11.28.撮影:11月26日
観心寺の紅葉 2018 2018.11.22.撮影:11月20日
観心寺の紅葉 2016 2016.11.23.撮影:11月21日
観心寺の紅葉 2013.12.3.撮影:11月27日
写真撮影:2024年12月5日
2024年12月15日 アブラコウモリH
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